薬剤師になるには、薬剤師国家試験に合格する必要があります。

この試験の受験資格を得るためには、2つの方法があります。

まずひとつは、大学の薬剤師養成課程(6年制)を卒業する。

そしてもうひとつは、大学の薬学過程(4年制)を卒業後、薬剤師受験資格を得られる大学院に進学し、卒業する。

受験資格を得るためには、必ず薬学系の大学を卒業しなければなりません。

専門学校卒業、薬学部以外の大学卒業や独学では、受験できません。

薬学系の大学に進学するには、高校在学中に理系の科目を選択し学んでおいたほうが、大学受験の際に受験大学の選択の幅が広がったり、有利になるはずです。

高校在学中に、目標を定めて勉強に励むとよいと思います。

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私の学生時代は、薬剤師になるには4年制の薬学系大学を卒業すれば、薬剤師国家試験の受験資格が与えられていたので、参考になるかはわかりませんが、どのように修学していたかというと・・

高校は普通科に通い、2年生の時から理系クラスで、数学、物理、化学などの授業を多く学ぶ。

受験した大学は、センター試験は、通常の科目に加え、物理、化学の理科2科目必須。

2次試験は、英語、数学、理科は物理か科学の選択。

やはり理系科目に重点をおいていました。

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そして、大学時代は、2年次後半から、薬学系の専門授業オンリー。

4年生のときは、卒業研究、卒業論文と並行して国家試験勉強。

実験で遅くなることが頻繁で、あんまりバイト、夜遊びなどなど普通の大学生のようなエンジョイ生活をおくれていなかったような。。

でもこの辺は人それぞれだと思います。

大学時にかかる費用

薬剤師国家試験受験の受験資格を得るには、薬学系の大学を卒業しなければならないことは、前の項にも書きましたが、さて、大学に通うにはどもくらいの費用がかかるのでしょうか?

国立大学であるならば、どの学部でも授業料は一緒なので、年額54万円ほどになります。6年間通ううので、×6で 324万円です。

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一方、私立大学になると、各大学で違うので一概には言えませんが、年額200万ほどです。

これも6年間通うので ×6で 1200万円にもなります。かなりの額になりますが、将来薬剤師としての資格を身につけ、しっかりと働けばすぐに元は取れると思います・・。

また場合によっては、成績優秀者は授業料半額、などということころもあるので、事前に調べてみるとよいかもしれません。

これに加えて、自宅外から通うとなると、一人暮らしの費用もかかることになり、かなりのお金がかかることになります。

しかし、費用だけの問題ならば、奨学金などを利用して、進学することもできます。

将来、働くことを原則に奨学金を貸与してくれる薬局などもあります。

と、言っても、薬剤師になりたいという本人の意思のみならず、親御さんの協力が絶対不可欠となりますね。

薬剤師国家試験

大学の卒業資格が与えられると、いよいよ国家試験です。

昔は、国家試験は大学を卒業したあとの4月に行われていたのですが、現在は、だんだん早まり、卒業見込みの学生が3月初旬に、受験するようになりました。

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出典: 関東信越厚生局

国家試験が遅く行われていたころは、4月で就職する際、薬剤師免許を持ってないわけですから、最初は調剤の業務はできません。私も、大学4年の3月下旬に国家試験を受験し、受験を終え、そのまま就職先の研修に参加した覚えがあります。そして合格発表は、就職先のパソコンから確認しました。

この国家試験ですが、2日間にわたり、全国9か所の会場で行われます。合格率は80%前後でしょうか? 基礎薬学、医療薬学、衛生薬学、 薬事関係法規及び薬事関係制度の4科目の試験を受けるのですが、科目ごとの正解率、全科目の正解率をもとに合否が決定されます。

現在はどうかわかりませんが、私の受験の時は、試験は当然ながら、専門知識をたくさん覚えないといけないわけで・・・ かなり必死になって勉強します。短期間の集中が大事のようで、1回不合格になってしまうと、次の年の合格というのはなかなか難しくなります。(たぶん、浪人の場合の合格率はかなり低いです。)

1回で合格するぞという意気込みが必要のようです。

もう1年この試験のために時間を費やすというのはかなりのエネルギーがいると思います。

過去の試験問題を適当に1問あげてみようと思います。

シアン中毒の解毒剤として用いられる薬物はどれか?

1.チオ硫酸ナトリウム

2.プラリドキシムヨウ化物

3.ナロキソン

4.デフェロキサミン

5.ジメルカプロール

正解は1です。プラリドキシムは有機リン中毒の、ナロキソンはモルヒネの、デフェロキサミンは鉄の、ジメルカプロールは金属中毒のそれぞれ解毒剤になります。