カラーコーディネーターの目的と役割

待ちを歩いていると、人々の装いや建物の色彩、街路樹や空の色彩など、多くの色が目に飛び込んできます。

色彩と人は古来から密接な関係にあり、人は色を活用して様々な文化を形成してきました。

それは現代でも変わることはありません。

近年ビジネスシーンでは、色彩を専門的に学び、目的に対して適切にコーディネートできる、カラーコーディネーターが様々な分野で必要とされるようになりました。

カラーコーディネーターは色彩のプロフェッショナルです。

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街を歩けば分かる通り、世の中には色が満ち溢れています。

その色彩を、豊かな個性と専門的な知識を生かして、人々の生活環境の向上に寄付することがカラーコーディネーターの目的と役割です。

カラーコーディネーターの仕事と求められる機能

今日では、色彩の持つ効果が広く認識されるようになりました。

色は人に、心理的にも生理的にも影響を与えます。

その色彩を正しく理解し役立てることは、快適な生活やビジネスに効果を発揮します。

例えば、商品の企画開発から宣伝媒体を使った広告や宣伝、イメージを作りそのイメージを伝えるCIや店頭でのVIなど、商品を生み出す段階から消費者がその物を手に取るまで、すべての過程において色は関わってきます。

より良いものを作るには色彩を自由に使いこなせる人材がなくてはなりません、

このようにみてみるとカラーコーディネーターには様々な多くの知識と共に経験と技術が求められます。

さらに流行色や今までにない新しい色彩の表現方法なども常に研究し提案できる能力も身に着けておく必要があります。

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カラーまとめ

今までやってきた項目をまとめてみました。

光は電磁波の一種で、波長の違いによって種類が分けられます。

目に見えない光は紫外線や赤外線、見えるものを可視光線といいます。

プリズムで分光された光をスペクトルといいます。

スペクトルには赤、橙、黄、緑、青、藍、青紫の色光が含まれています。

可視光は短波長、中波長、長波長に分けられ、短波長は青紫から青、中波長は緑から黄、長波長は橙から赤の色光です。

白色光が物体に当たると反射と吸収がなされ、反射した光が目に入り色として知覚されます。

ある色光がどの程度反射するかを表したものを反射率といいます。

反射率を曲線で表したものを反射率曲線といいます。

透過色は光を通す物体に光が当たり、その物体を透過した光のことです。

屈折は光が透明な物を通過する時に起こる現象のことで、屈折が起こった光は分光されます。

自然界ではこの現象によって虹を見ることが出来ます。

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光が大気中の粒子に当たると散乱が起こります。

短波長の光は長波長の光より優勢に、散乱します。

異なった波長の光が干渉しあうと、光が強まったり弱まったりして、様々な色が見えます。

この時見える色を干渉色といいます。

回折は光が障害物などに当たった時に回り込んで進もうとする現象です。

短波長の光は回り込みにくく、長波長の光は回り込みやすいため、光は分光され様々な色が見えます。

最初の方に勉強したものです。覚えていましたか?

ここは基礎であり非常に大切なことが書かれているのでよく覚えておくと、検定などに役に立ちます。

カラーまとめ2

光(太陽光、照明)によって、物象物(物体)を照らし、その反射光が目に入り、その情報が目から脳に伝達されて、物体の色を知覚します。

目は眼球と言われるように直径22mm~24mmの球体をしています。

眼球の外壁は、外層は角膜からなる強膜、中層は虹彩、内層は網膜の3層になっています。

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出典:アジョック共栄会

カメラのボディのように、光を遮って暗箱の動きをするのは目の強膜の脈絡膜です。

カメラレンズのように、光の屈折と焦点を合わせるのは、目の角膜の水晶体です。

カメラの絞りの様に光の調節をするのは目の虹彩です。

カメラで使用するフィルムの様に、光をとらえる感光面となるのは、目の角膜です。

細胞体である桿体は暗いところで働き、弱い光に反応します。

網膜には約1億2000万個の桿体細胞があります。

視細胞は網膜の中心部に集中し、桿体細胞は網膜周辺に広く分布しています。

人間の目は、急激な光の増量の変化に対して、瞬時に反応できませんが、次第に目の感度が低下して、入ってくる光に慣れます。

これを明順応と言います。この時は明暗の区別だけで色を識別できません。

この状態を暗所視といい、桿体が十分に機能した状態です。

人間の目は、照明の光に対応してバランスを調節する機能があります。

その結果、昼光のもとで色の見えと同じような状態に感じられます。

この事を色順応といいます。

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色知覚の三属性とは色相、明度、彩度の事を言います。

赤・青といった色味の種類の事を色相と言います。

色の明るさの事を明度と言います。

色鮮やかさ、あるいは強さを彩度と言います。

ここでは桿体について、色相、明度、彩度を中心にまとめてみました。

特にこの2つはしっかりおぼえておきましょう。

カラーまとめ3

色の対比には、同時対比と持続対比の2種類あります。

色と色が接した場合に生じる対比を同時対比と言います。

残像を含めて時間的な経過からおこつ対比を持続対比といいます。

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明度差のある色を配色した場合、明度の高い色より明度が高く、明度の低いものはより明度が低く見えます。このような現象を明度対比といいます。

彩度の異なった色が配色される場合に彩度の高い色は一層鮮やかに、彩度の低い色は一層鈍く灰みがかって見える対比効果を彩度対比といいます。

衣服を構成する要素は、材質、形態、色彩です。

色彩は「~らしさ」や「イメージ」を演出します。

色には時代があり、その時代に合った色、求められる色がありそれを流行色と呼ばれています。

日本の流行色情報はJAFCAが発表しています。

インターカラーは最も早く発表される世界レベルの流行色情報です。

年に2回シーズンの24か月前に加盟国による会議によって決定されます。その後JAFCAは、アドバンスカラー、ファッションカラー、アップトレンドカラーの順に流行色を発表していきます。カラーコーディネーターには企画開発から生産、営業、販売促進などの幅広い知識がひつようとなります。

カラーコーディネーターは色彩についての豊かな感性と専門知識に基づき各分野をコーディネートしていきます。

トレンドや色彩の使い方を研究しそれを提案出来る能力が必要です。

以上いままで書いてきたことはことはカラー検定3・2級やカラーコーディネーターを目指す方へ向けて書いてきました。

照明の話やファッションの話など関係ないと思ってる方もいらっしゃるでしょうが大切なところをまとめたので役に立つと嬉しいです。

またお勧めの本は「よくわかるカラーの本」これはかなり簡単に分かりやすく書いてあるのでカラーコーディネーターに興味のある方は是非勉強してください。