タチアオイを育ててみよう

タチアオイは6月~8月頃の梅雨時期に花を咲かせることから、
別名「ツユアオイ」ともいわれています。

ピンクや紫、白、黄色などの多彩な色合いで
一重や八重の花を咲かせるとても綺麗な花です。

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花弁や根を薬用として利用します。

夏の花として定着しつつある「タチアオイ」の
育て方と管理についてご紹介しましょう。

タチアオイの育て方と管理

タチアオイの種類

タチアオイには、春にまいてその年の夏に咲く一年草、
秋にまいて翌年の夏に咲く一年草、
春にまいて翌年の夏に咲く二年草があります。

環境が合えば宿根草となりますが、
株の寿命が短く二年ほど咲かせると弱ってしまいます。

地上部が枯れたとしても、こぼれダネで翌年も咲くことがあります。

植え付け、植えかえ、種まき

まきは、直まき、ポットまきなどの方法があります。

ポットまきの場合は、9㎝ポットに土を入れて種を2~3粒まき、
たっぷりと水やりをします。日当たりと風通しの良い場所で管理し、
発芽後、一番丈夫な苗を残して一本に間引きします。

水はけと日当たりの良い場所に、1㎡当たり完熟堆肥約5kg、
苦土石灰50~100g、化成肥料約50g
を深くすき込み、30㎝株間で植えつけます。

移植を嫌うため、一旦植えると植えかえが出来ないので注意が必要です。

ポット苗を植える際には根鉢を崩さないよう注意しましょう。
(根を傷つけると生育不良を起こします)

鉢植えにする場合は、大きめの鉢で腐葉土3、赤玉土7の割合の土に植えつけます。
(大きな鉢でないと花が咲かないことがあるため)

プランターを使用する場合も、根がかなり張るので
深みのある大型のプランターを使用するようにしましょう。

背が高くなるので支柱が必要です。

花後は枯れたかのようになってしまいますが、
芽が出てくることもありますのでそのままにしておきましょう。

水やりと肥料

水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えます。

過湿を嫌うのでやり過ぎに注意しましょう。

肥料は春と秋に緩効性肥料を与えます。

管理場所

タチアオイは日当たりと風通しの良い水はけの良い場所に植えます。

あまり高温多湿にならないよう気をつけましょう。

害虫対策

夏の暑さに強いタチアオイですが、イモムシが発生して葉っぱを食べるなど、
病害虫には弱い花です。ヒメアカタテハやワタアブラムシ、ワタノメイガ、
フタトガリコヤガ、ハマキムシなどの被害を防ぐためにも定期的に薬剤を散布します。

※ハマキムシには、オルトラン水和剤で対処しましょう。

オルトランには何種類かありますが、効果があるのは「オルトラン水和剤」です。

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タチアオイの特徴

背が高く、夏の直射日光を遮るほどの大きく鮮やかな花を咲かせるタチアオイは、
庭に植えると非常に映える植物ですが、見方によっては「暑苦しさ」を感じることも。

密集させないで植えると良いでしょう。

花言葉

タチアオイの花言葉には、「熱烈な恋」「威厳」「平安」
「高貴」「大きな志」
などがあります。

タチアオイのココが大変

・支柱が必要
・植えてから二年ほどかかるものがある
・ハマキムシが大量発生する

夏の花といえば、昔は「ひまわり」が家の周りを彩っていましたが、
最近ではタチアオイを植えている家庭が増えてきました。

こぼれダネでも増える丈夫な花といわれますが、
害虫の被害に遭いやすいというのはネックでしょうか。

また、手入れをし過ぎて腐られてしまったりすることもあります。

放っておくと良く咲き、手入れをし過ぎると消えてしまうイメージの強い花ですが、
害虫には弱く、窒素過多の管理下では短命になるので注意が必要です。

しかし害虫対策をしっかりと行えばいつまでも美しい花を咲かせるタチアオイ。

この夏、タチアオイの意外な魅力を感じてみてはいかがでしょう。