王手とは

将棋のルールの中でも、「成る」と言うものが存在してそのルールを臨機応変に使い分けていく必要があるといいましたが、このルールを知っておけば将棋の対局をより有利に操っていく事ができると説明しました。

もちろん成ると言う技によって対局が決まってしまう事も多くあるのですが、この対局が決まる前には絶対に欠かせない事が有ります。

相手の王将を自分の持ち駒としてしまえる状態によって自分の勝利が決定するのですが、相手の王将を取りにかかる時、すなわちいずれかの駒の動きによって相手の王将が奪われそうになった時には王手と言うルールに即します。

この王手と言うルールに当てはまる時には、王将自らを動かすか何らかの駒によって相手の駒の動きを阻止しなければいけません。

実際に自分が王手の状況になると、自分がいくら攻撃を進めたいとしてもそれは通用しません。

将棋では相手をどれだけ攻めるかも大切な事なのですが、最優先は自分の王将が取られないようにするのが最前提なのです。

だからこそ、王手になってしまった時にはどこに王将を動かして回避するか、もしくは相手の駒をどのように阻止していくかを考えていく必要があるのです。

王手には相手に大きくプレッシャーをかける事もあるのですが、それくらい将棋の中では大切なルールです。

自分がピンチになる時にもそうなのですが、より王手を掛けられにくい将棋を進めて行く事が大切であり、その為にも王将の動きには十分に注意して行く事が重要なのです。

なお、王手と言わないと反則になるという噂がありますが、王手と言うこと自体は単なる慣習なので、言わなくても反則負けになることはありません。

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詰みと投了

将棋のルールの中でも今まで、成ると言う技と王手と言うルールについて説明してきましたが、この2つには共通して将棋の中盤~終盤に良く見られる光景になってきます。

実際に自分の陣地の守りを固めていく作戦に出るのか、積極的に相手を攻撃して攻めていく作戦に出るのかは棋士それぞれが選べる物ですが、いずれにしても成るや王手には相手に畳み掛けていく為の大切なルールなのです。

これらのルールが適用していく事によって実際に勝敗が決まっていくのですが、この勝敗が決まった時、将棋の言葉では詰みと言います。

更に、対局中に何らかの理由によって自分の負けを認めるときには、投了と言うルールが利用できるのです。

詰みには、王手と言う状態の中で適用する物なのですが、王手を掛けられた王将がどこにも動く事が出来ない時に当てはまります。

言ってしまえば詰まれた棋士は王将が取られてしまうので対局を進めることが出来ない、その事から必然的に勝敗が決まってしまうのです。

そしてもう1つの投了というルールでは、相手が物凄く強くて歯がたたない時であったり自分が完全にピンチの状況でもうどこに動いても詰みの状況にさせられる時に使われる物です。

私自身この投了をする事には強くオススメが出来ないのですが、それは最後まで対局をせずに途中放棄という形に思えてしまうからです。

もちろん棋士によっての判断でこの投了を使っていけば良いのですが、出来れば初心者の方であれば投了に頼らずに最後まで自分の力で対局に立ち向かっていきましょう。

将棋のルール


出典:http://www.i-tsu-tsu.co.jp/

将棋についての基本的な事から禁止事項、更には詳しいルールについての説明を進めてきたのですが、これらには棋士としての最低限の知識になってきます。

良い棋士になる為に上達した将棋が出来るようになる為にも、このような基本事項が身に付いていないとこれから覚えていく複雑な技が使うことが出来ないので絶対必須の課題になります。

もちろん最初はなかなかルール外の事をしてしまったりミスを多発してしまう事もあるかもしれませんが、まずはそのような失敗から徐々に成長して欲しいかと思います。

スポーツや文化系の事でも何でも共通して言えるのですが、練習をして成長していくだけではなく実際の試合をどんどん経験して、その中でも自分の失敗を経験していく必要があるのです。

将棋の中で失敗をしてしまうと、その失敗によって勝敗が決まってしまう事も多くあるのですが、その重要性が対局後に重く感じられるかと思います。

私も、実際の公式な対局中で二歩をしてしまい敗戦してしまった経験があるのですが、それ以来絶対に歩の位置には意識をしながら動きを考えていくようになりました。

このように、1つ失敗をすればそこから学べる事は多くあると思うので、最初は失敗を恐れずにどんどん挑戦してほしいかと思います。

将棋もスポーツや文化系の事と同じで、学んで経験して成長していく娯楽です。

どれだけ自分の実力をつけていくにしても自分の失敗が無ければ絶対に成り立たない物なので、まずは失敗をしてルールを身に付けていく意識を持っていきましょう。