オープン奏法

パーカッションのベードラについてのお話を進めていますが、その奏法には2種類の奏法があるという説明をしました。

実際に最もポピュラーな奏法として使われているのがクローズ奏法であり、ポップスやマーチ系の曲では多く多用されると言いました。

ベードラにとってこのクローズ奏法が重要なのですが、より上のレベルのベードラ奏者になるにはやはりもう1つの奏法をマスターしておく必要があるのです。

その奏法こそが、オープン奏法なのです。

オープン奏法とは、言葉の通りミュートをかけずに残響を伸ばしたまま奏法を続ける事なのです。

このオープン奏法が良く使われる場面としてはジャズやボサノバ調の曲ではかなり多く使われているのですが、その方法は至って簡単なのです。

クローズ奏法ではバチを持った手とは反対の手で、ベードラのボトムスヘッドを押さえておくと言いましたが、オープン奏法ではその必要がありません。

では手をどこにおいておけば良いのかと疑問に思われるかもしれませんが、基本的にはウッドの上やベードラの土台を支えておけば良いのです。

実際にこのオープン奏法を想像してみれば、素人でも出来るのではないかと思うかもしれませんが、楽曲中でオープン奏法をするには音量の大きさや音粒を出すためにかなり試行錯誤しなければいけません。

だからこそ、オープン奏法はクローズ奏法よりも叩き方は単純ですが、楽曲中に入れ混ぜていくには難しい事を絶対に忘れてはいけないのです。

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ベードラの上達法とは

パーカッションの中でも、スネアドラムの次に重要視されて太鼓系では2つの奏法を巧みに使い分けていく事が出来れば良いとされるベードラのお話を進めています。

このベードラをこれから始める方であっても、長い間やっている方であっても共通して抱える悩みがあるかと思うのですが、それは自分が本当にうまくなっているのか分からないという事なのです。

私も実際にパーカッションでベードラを担当していた時期がありましたが、その時には毎日のように練習を重ねていましたが自分が上達していると思ったことは一度もなかったのです。

それくらい、ベードラには自分自身の上達が分かりにくい楽器と言っても過言ではないのです。

どうしてベードラは上達が分かりにくいのかと言いますと、先ほどもお話したように奏法は主に2つしか無く、その2つの奏法に安定感が出てくればそれっきりなのです。

だからこそベードラには楽しさが無いと思う方も多いかもしれないのですが、ベードラには実際に曲練習によって他の楽器と混ざり合う事で初めて楽しさを得ることが出来るのです。

オープン奏法のところでも言いましたが、曲中で目立ってしまわないためにも音量調節や音粒を揃えるといった工夫が必要になると説明しました。

そのよう他の楽器との溶け込み具合を楽しむのが、ベードラ本来の面白さなのです。

ベードラの上達法とは、自分一人で練習を重ねていてもなかなか上達を感じられないときがあるかと思うのですが、個人練習を多く重ねているベードラ奏者こそが、楽曲になっても上手い奏者といえるのです。

すなわち、上達法とは地道な個人練習が最もカギを握ってくるのです。