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目次

主導権を握ること!

将棋の序盤の中でも攻めと守りの関係性に注目しながら飛車と王の位置間に注意する必要があるといったのですが、この事は序盤では必須になってくる事柄なのです。

相手の状況や戦法に応じながら自分の攻めの位置を作りつつ、その攻めの位置に対して逆サイドに鉄壁な守りを作って行く事が肝心なのですが、もちろんこの上で更に注意して対局を進める必要があります。

私もそうだったのですが、自分の守り陣地を鉄壁にするあまりに、その時点で手数が物凄く掛かりすぎてしまう経験が有りました。

守りには金・銀と言う駒が需要駒であると言ったのですが、その2つに加えて王将の動きも調節していれば恐らく五手~十手くらいの時間が掛かっても致し方ありません。

だからこそ、その時に主導権を奪われてしまわないように気をつける必要があるのです。

将棋の対局において、相手に攻めの主導権を握られてしまえばどれだけ守りが鉄壁であっても苦しんでしまう事に繋がりかねません。

先ほども言ったように守りを堅めるには手数が多く掛かってしまうので、その時間内に相手が攻めを重視で攻撃してきた場合に、自分が攻める余地がなくなってしまいます。

もちろんそうなれば相手ペースの将棋にハマってしまうので凄く不利な状況にならざるを得ないのです。

序盤将棋を進める上で気をつけるポイントは、まず相手が攻撃重視なのか守り重視なのかを判断する事、その上で自分の守りを作っていけば良いのですが、絶対に主導権を奪われないようにする事が肝心なのです。

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守りの偏りが恐い!?

将棋の序盤についてのお話を進めていますが、この序盤では攻めと守りの両立を行ったうえで飛車と王将の位置に注意したり、更には自分が対局の主導権を握る必要があると言いました。

これらの事は序盤で起こりやすいミスを防ぐための最善の方法であり、相手ペースの将棋に避けることが目的なのです。

一箇所でも自分のミスを突かれてしまえば、そこから広がってゆく駒損の数は数え切れません。

更に自分のミスを少なくして相手に攻撃の隙を与えないためにも、守りの偏りについての説明を進めて行きたいと思います。

守りは先ほど言ったように、飛車と逆サイドを利用して金・銀を中心に作って行く事が大切である、と言ったのですが、この事によって起こりやすい事が攻めサイドの守りの弱さや端から狙われるリスクが出てきます。

もちろん王将の守りに固めておく必要性は十分に有るのですが、決して自分陣地の隙を見せないように時にはその守りを少し崩して応用性を魅せる事も大切なのです。

相手がどこのラインから攻撃を仕掛けてくる、というのは相手の持ち駒の動きや重要な攻め駒の位置からある程度把握することが出来ます。

実際に攻撃が始まってからではなく、どこから攻めてくるか気が付いた瞬間に対策を始める事で絶対に自分の守りに偏りが出てしまうことはなくなるのです。

自分の陣地にはどのラインにしても絶対に隙を見せてはいけません。

もしも1つのライン油断してしまうと、そこから攻撃を仕掛けられ、中盤・終盤にはとても苦しい状況になってしまうと思っておいてください。

奇襲は簡単な対策が出来る!

将棋の序盤についてのお話を進めてきましたが、ここまでは攻めと守りのバランスであったり実際に相手ペースの将棋にならない為の方法や作戦をお話してきました。

実際にこれらの事は中盤、終盤になるととても役に立つ事であり、相手を優位に立たせる事はとても少なくなってくるのです。

もちろん物凄く頭脳戦に持ち込まれてしまったり思いがけないところで相手が不意打ちを仕掛けてくれば誰でも焦ってしまうかもしれませんが、実際にはそのような状況であっても十分な対策が出来るのです。

相手の予想外をついて攻撃を仕掛けてくる事を将棋では奇襲といいますが、その奇襲には初心者であっても簡単な対策をする事が可能なのです。

良く高レベルの戦いでこの奇襲という技を仕掛ける棋士が居るのですが、もちろんそれは相手も戦法や作戦を考えているからこそ成り立つ先方なのです。

相手が思い描いている戦法の多くが定跡に乗っかった考え方であり、その定跡では対応できない技を仕掛けているように魅せるのが奇襲の特徴なのです。

その奇襲を仕掛けられた時は焦ってしまい、打つ手を誤ってしまう事が有るのですが、実際に良く考えてみれば簡単に対応できてしまう事が多々あるのです。

だからこそ、奇襲がきたときにはまずは冷静になって単純な方法で対応するようにして下さい。

奇襲の目的には相手の動揺や慌てる事で成り立つ戦法なのです。

逆に言ってしまえば掛け勝負のような物なので、しっかりと落ち着いて対応するようにすれば難なく対策が可能なのです。