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チケットの作成
喫茶店を開業していくうちに、だんだんサービスについても分かってくるかとは思いますが、先ほど話したようなチケットを作成している事はとても大切な事になってきます。
実際にコーヒーチケットを作成していれば、喫茶店に初めて来てくれたお客さんであっても自分の喫茶店のコーヒーを気に入ってくれれば、チケットごと買ってくださる方もいらっしゃいます。
だからこそ、まずはコーヒーチケットを作成してそれを積極的に販売していけばよいのですが、もちろんチケットというものはコーヒーだけに留まったものではありません。
喫茶店には様々なチケットを準備しておく事で、そのお店のサービス精神をお客さんに見せていく事が可能なのです。
では、どのようなチケットを作成していけば良いのかと言いますと、まずはランチの回数券が良いのではないかと思います。
ランチメニューの値段さえ統一しておけば、毎回ランチを食べる際にチケットで済ますことが出来るので会計する必要も無くなります。
もちろんランチメニューのチケットがある事で、お客さんとしても毎日通ってくれる事だって稀ではないのです。
このチケットの重要性とは、きっとリピートに繋がっていくものなのです。
私が実際に喫茶店をやっていた時でも、やはりランチチケット1つで毎日通ってくれるお客さんはかなり居ました。
チケットがある事で、お客さんとしては通わなければいけないという気持ちになっていくものなので、自然と自分の喫茶店に通っていく事が当たり前になって行くのです。
お客さん同士での繋がり
喫茶店を開業してからお店のサービスについてのお話をしていますが、コーヒーやランチメニューのチケットを作成しておくことが重要であるというお話を進めてきました。
これらがお客さんにとって、自分の喫茶店に通うきっかけになっていくのだと言ったのですが、もちろんこのチケットにはもう1つ大切な意味があるのです。
実際に喫茶店を始めてみれば分かると思うのですが、リピートを重ねてくれるお客さん同士でも繋がりが生まれて、更にそのお客さん同士が仲良くなっていく事があるのです。
チケットのサービスからお客さん同士が仲良くなっていく事に繋がれば、きっとお客さんとしてもその喫茶店に通う楽しみが増えていくものなのです。
1つの喫茶店からお客さん同士が仲良くなっていく事によって、その喫茶店は良い幹となる事が出来るのです。
喫茶店が木の幹になり、そこに連なるお客さんの枝がいっぱい増えていく事によって、喫茶店とは良い連鎖が出来ていくのです。
もちろんこの連鎖を作っていくためにはチケットであったり、様々な喫茶店のサービスが必要である事を忘れてはいけません。
実際に私が喫茶店をやっていた時であれば、毎日通ってくれるお客さん同士が仲良くなって、最終的には一緒にお店に通ってくれるようになりました。
そうなっていけば、自然と喫茶店としても賑わいが増しますし、喫茶店を経営している自分としても凄く仕事の遣り甲斐を感じるものなのです。
喫茶店のサービスとは、お客さん同士の繋がりにまで発展するという事を忘れてはいけません。
テクニックの必要なサービス
喫茶店の開業には様々なサービスを提供していく事が必要である、というお話を進めてきました。
この事が喫茶店において良い連鎖に繋がって行くという事を言ったのですが、より高レベルのサービスを提供していきたい方であれば、まだまだ発展したテクニックがあるのです。
これを使えるのか使えないのかによっても、喫茶店としてはかなり営業に響いてくるのではないかと思います。
テクニックの必要なサービスを提供していくには、まずは常連さんのお客さんに限らず一度でも来てくださったお客さんの情報を覚えててあげる事が大切になってきます。
例えば一度来てくれたお客さんがアメリカンコーヒーを注文してくださったのであれば、その情報をしっかりと覚えておき、次に来てくれた時にさりげなく「アメリカンにしますか?」と聞いてあげる事がベストなのです。
その事によって、お客さんからすれば一度来た時の事を覚えててくれていたのか、と嬉しいものでありまた通いたくなってくるのです。
実際にこのテクニックでは、記憶力が良い人にしか出来ないと思うかもしれませんが、私の場合では、一人ひとりお客さんのメモまで作成していました。
忘れてしまっても、そのメモを見返せばいついつに来られてどんな物が好きなのか、という情報まで分かってしまうのでより良いサービスを提供していく事ができたのです。
喫茶店のサービスの高等テクニックとは、接客業を意識したお客さん中心の営業を考えていく事が大切なのです。