厄介な回転性めまいの改善法
日常的に起こるめまいに悩む人が増えています。
めまいは脳疾患やガンなどと違って、放っておいても死ぬことはないと多くの医師が軽視する傾向がありますが、めまいに悩む人にとっては深刻な問題。
たかがめまい・・・ されどめまいです。
めまいの裏側に大きな病気が潜んでいることも考えられます。
回転性めまいの原因
めまいには二つのタイプがあります。
ひとつは、自分の体が回っているように感じる「回転性めまい」、もうひとつは、ふらつく、ぐらつくなどの「非回転性めまい」です。
回転性めまいは突然起こって一定期間の後消えてしまう一過性のめまいです。
回転性めまいは頭や体の一部に異常が生じて起こるため、その原因はひとつではありません。
耳、目、首、血圧、うつ状態、脳の異常、悪性の疾患など、その原因はさまざまです。
回転性めまいは脳梗塞をはじめとする脳疾患によって起こることも多いため、突然にめまいが起こった時は、必ず脳外科などの専門医を受診するようにしましょう。
耳鼻科を受診しても良いのですが、重大な病気がめまいに隠れている場合、一過性のものとして見過ごしてしまいとても危険です。
突然回転性めまいが起こったら必ず脳神経外科へ行きましょう。
回転性めまいとストレス
めまいの原因のひとつに「自律神経失調症」があります。
強いストレスを感じると自律神経のバランスが崩れてしまい、自律神経失調症を引き起こします。
副交感神経が働かなくなり、交感神経が過剰に働きすぎることで、めまいを起こすと考えられています。
回転性めまいに効果的なツボ
回転性めまいにはツボ押しが効果的です。
手と足のツボを刺激します。
足のツボ
・太鼓:足の親指の爪生え際から2mm位の所
・第二太鼓:足の親指の爪生え際中央から2mmの所
・侠谿:足の薬指と小指の付け根
・湧泉:足底の中心線、前から三分の一の所
・申脈:外踵の真下
・陰陵泉:内側の膝下、骨の際
・豊隆:膝と外踵のほぼ中間
手のツボ
・関衝:小指側薬指の爪生え際から2mmの所
・液門:手の甲側、薬指と小指の付け根
・肝穴:手の平の薬指第二関節中央
・耳咽区:手の平の中指の付け根
この他、首筋の髪の生え際、耳のツボがめまいに効果的です。
突然のめまいの対処法
回転性めまいも非回転性めまいも、症状があらわれたらとにかく安静にしましょう。
ネクタイやベルト、時計などは外すか緩めるかして体を締め付けないようにします。
光の刺激を避けて動くものを見ないように、自分が一番楽な姿勢で目を閉じます。
万一外出中にめまいが起こったら、安全第一で体を休めましょう。
歩行中は慌てて動かない、運転中は路肩に寄せるか安全な場所に車を止める、電車の乗車中の場合は、近くの駅で下車して休む・・・など、異変を感じたらすぐに安全確保をして体を休めます。
めまいの再発予防
めまいは再発しやすい疾患です。
めまいの原因のひとつに首や肩のコリ、背筋の異常があります。
めまいの再発を防ぐには首や頚椎、肩、背筋のコリをほぐしておくことが大切です。
重いものを持たない、首や肩、背筋を伸ばすなどのマッサージを習慣にする、背筋をしゃんと伸ばして歩く、
枕を変えるなど。。。
首や肩を酷使する仕事や趣味を持つ人は特に首、肩、背筋のケアを心掛けましょう。