美容整形に健康保険がきく場合もある?!
美容整形といえば、お金がかかる、
というイメージですよね。
実際に、美容を目的とする美容整形は
自由診療となります。
なので、一般の科と比べると、
かなり治療費は高いです。
しかし、実は、美容形成外科でも、
症状によって保険が適用される場合もあるんですよ。
健康保険は、病気やケガの治療に適用されます。
では、美容整形の分野で保険が適用されるとは、
一体どういうことでしょう?
具体的な例をあげて説明していきますね。
「眼瞼下垂(がんけんかすい)」という症状の手術には、
保険が適用されることがあります。
眼瞼下垂は、瞼を支える筋肉が弱く瞼が垂れ下がり、
眠たそうな印象になったり、額にしわが増えたり、
頭痛や肩こりを引き起こしたりします。
「逆まつげ」の手術も保険の対象になります。
逆まつげは、まつげが眼球を傷つけることがあるからです。
「眼瞼外反症」にも保険が適用されます。
「眼瞼外反」とは、下瞼が外側を向き、
あかんべーをしているような状態のことです。
「ほくろ、あざ除去」も保険がきくことがあります。
「でべそ」についても、臍ヘルニアと診断されたら、
保険適用となります。
一口に「でべそ」といっても、
その原因や種類は様々です。
自分の症状が、保険がきくものかどうかは、
一度診察を受けてみると分かります。
という具合に、美容整形のメニューの中にも
保険が適用されるものもあります。
しかし、美容形成外科の中には、
保険診療を一切行っていないクリニックもあるので、
診察を受ける前に確認しておくとよいでしょう。
また、上記の症状は、形成外科でも治療できます。
形成外科での治療は保険が適用されます。
形成外科では、美容を目的とした治療はしませんが、
見た目の美しさにこだわって治療してくれる先生もいますよ。
美容整形外科クリニックによる料金の違い
美容形成外科のクリニックのホームページを見ていると、
同じ施術でも、料金がクリニックによって
バラバラだと気づくと思います。
施術料は、ある程度の相場はあるものの、
相場の半額ほどのクリニックから、
相場の二倍近くを設定しているクリニックまで、ピンきりです。
この、クリニックによる価格設定の差は何なんでしょう?
美容整形は自由診療なので、料金の設定は、
それぞれのクリニックが独自に行います。
どのように料金を設定しているか、
説明していきますね。
まずは、設備費です。
設備を充実させるためには、
当然ながらコストがかかります。
しかし、設備といっても医療機器だけでなく、
外観や内装といった施設費も含みます。
また、薬剤などの品質によっても値段が違ってきます。
同じヒアルロン酸注射でも、
中国産など安価なものを使って、
安く提供している場合もあります。
つぎに価格設定の決め手となるのが、
医師のレベルです。
やはり、腕の良い、有名な医師を雇う場合は、
それなりにお金がかかります。
価格の安いクリニックは、
若い医師や、バイト医師など、
経験の浅い医師を雇っているケースもあります。
宣伝費も価格を決める上で大きなウエイトを占めます。
テレビCMや広告など、宣伝広告費に多大な費用を投入し、
価格を吊り上げているクリニックもあります。
大まかに、上記のことを加味しながら
美容整形メニューの価格は設定されています。
しかし、料金の中の何割が設備費で、何割が人件費で・・・
といった内訳は分かりません。
豪華な設備や派手な広告宣伝をして、
高い値段を設定していても、
未熟な医師を雇っている、ということもあります。
逆に、技術力のある一流の医師でも、
設備費や広告費を削減して
価格を抑えてあるクリニックもあります。
なので、価格の高い、安い、ということだけで、
クリニックを評価することはできないのです。