そもそも節分とは、季節の変わり目のことで、1年のうち春夏秋冬の4回あります。
その中で、特に1年の始まりである「春」の節分に厄除け開運の行事を行い、
今では節分と言うと、春の節分を意味するようになりました。
節分は2月3日で、これは立春の前の日になります。
目次
節分と節分草の関係は?
「節分草」は、日本原産の植物で、キンポウゲ科の多年草です。
節分草は、春早く節分の頃に咲くため、この名が付けられたと言われ、
「春を告げる花」や「春の妖精」と呼ばれて親しまれています。
節分草の花言葉
節分草の花言葉は、
「人間嫌い」「光輝」「微笑み」です。
節分草は、節分の頃に咲き始めた後、初夏には地上部分が枯れてしまい、
翌春まで地下の球根で休眠期に入ります。
1年のうち、節分草の姿が見られるのは3~4か月しかないため、
貴重であるとされ、花言葉もそこから選ばれているのかもしれません。
節分草はどこで見られる?
節分草は、関東より西の地域で、石灰岩地帯の落葉樹林内に群生します。
節分草の群生地で有名な場所をご紹介します。
広島県庄原市
西日本一の群生地で、20か所以上の群生地が確認されています。
栃木県佐野市
日本で節分草の群生地の北限とされています。
埼玉県秩父郡小鹿野町
節分草園があり、日本一の群生地。
節分草が咲く頃には節分草祭りが行われ、福寿草と一緒に楽しむことが出来ます。
節分草の育て方
栽培の環境
庭に植える場合は、落葉樹の下が最適で、排水性の良い土地を選びます。
鉢に植える場合は、水はけの良い用土を用います。
早春から開花までは日がよく当たる場所に置き、
それ以外の時期は半日陰に置きます。
水やり
水のあげすぎに注意します。
地上部がある成長期は、1日1回程度で、土の表面が乾いたら水をあげます。
休眠期には、水をあげる必要はありません。
肥料
成長期には、1~2週間に1度の頻度で液体肥料を与えます。
植えつけ、植え替え
植えつけや植え替えは、休眠期に行います。
鉢に植えた場合は、用土が古いと生育が悪くなるため、
2年に1度の植え替えをします。
気を付ける病気と害虫
多湿だと、立ち枯れ病になることがあります。
また、春になるとアブラムシが発生するため、見つけ次第駆除します。
増やし方
球根は増えにくいため、種で増やすのがおすすめです。
4月ごろに果実が割れたら種を取り出し、すぐに種まきします。
種をまいたら5mm程度覆土します。
発芽までに1年かかり、2年目に本葉が出て、
うまくいけば3年目で花が咲きます。
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