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吃音症の原因やセルフチェック方法は?治療はできるの?
みなさんは吃音症という疾病をご存知でしょうか?
耳にしたことはあるけれど、どのような疾病なのかはあまりくわしく知らないという方も、全く知らないという方も少なくないと思います。
けれども実際にこの吃音症で悩んでいる方や治療法に期待をしているという方も少なくない疾病ですから、知っておけば役に立つかもしれません。
吃音症って何?
吃音症とは、しゃべる時に言葉が連続して発せられてしまったり、あるいは瞬間的に無音状態が続いてしまうなど言葉が円滑に話せない疾病です。
吃音の症状は大きく3つに分けることができます。
ひとつは連声型といわれ、ある言葉を連続して発してしまう状態です。
また伸発型は語頭の音が引き伸ばされてしまう状態をいいます。
さらに、無音型は一言発する前に最初のことばから後ろが続かない状態を言います。
吃音症の原因は?
吃音症の原因は、実はまだはっきりとはわかっていません。
けれども大きく2つが原因として考えられます。
その一つがストレスなどの精神的な問題。
子どものころに吃ることを厳しく注意されたり経験があったり、普段から厳しいしつけがされていてストレスを感じていたりすると精神的に負担がかかり吃音症を引き起こしてしまうことがあるようです。
もう一つが、器質的なもの。
筋肉や神経に問題がある場合に吃音症になることがあります。
とくに幼児期の男の子に吃音症が見られることが多いと言われるので、過度なストレスを感じていないか、周りの大人がチェックしてあげたいですね。
吃音症のセルフチェックと治療法
では、自分や家族が吃音症ではないか調べてみましょう。
1、あなたは言葉を発しようとして言葉に詰まってしまうことが多くありますか?
2、何か話そうとしても言葉がうまく出てこなくて発せられないことがありますか?
3、挨拶などの短い言葉を発する際にも言葉が詰まることはありますか?
この3つの項目のうち一つでも当てはまる場合には、吃音症の可能性があります。
吃音症が疑われる場合には、早めに専門医に相談するとよいでしょう。
ちなみに吃音症の治療方法は、いろいろ紹介されていますが、
1、意識をして呼吸をする
2、柔らかい声を出してみる
3、声を切らずに続けて発してみる
などがあります。
吃音症は薬などで治療するというより、自分で意識して治していくといった感じですが、焦らずにゆっくりと治していきましょう。
芸能人でも小さいころには吃音症だったという方が何人かいました。
彼らは今はすっかり克服して言いますから、諦めずに継続していくことが大事ですね。