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ピロリ菌の症状!自覚症状はあるの?どんな検査をするの?
みなさんは、ピロリ菌という言葉を聞いたことがあるでしょう。
ピロリ菌に感染すると、胃がいたんだりすることがあります。
今回は、そのピロリ菌について自覚症状や検査方法などをご紹介しようと思います。
ピロリ菌について教えて
ピロリ菌とは、正式名称ヘリコバクターピロリと言い、胃の粘膜に生息する悪玉菌です。
じつは胃の中は強い酸性です。
ですから細菌が生息するのは難しいと考える人も多いようです。
けれども、ピロリ菌が出す酵素によって胃の中の尿素を分界することでアンモニアを出します。
アンモニアはアルカリ性なのでピロリ菌の周りが中和されて、胃の中で生きることができます。
ピロリ菌の自覚症状は?
では、そんなピロリ菌に感染していることは自分でもわかるのでしょうか?
残念ながらピロリ菌の自覚症状はほとんどありません。
そしてこのピロリ菌は保菌者の約3割が発症するのです。
ピロリ菌に感染していても症状がなにもない無症候キャリアという状態もあります。
また、自覚症状がある場合には、胃が荒れやすい、胃炎を起こしやすい、胃に関する症状がおおいです。
そのような自覚症状がある場合は、家族にピロリ菌を保有している人がいる場合には、一度検査してみるといいでしょう。
ピロリ菌の検査方法は?
それでは、ピロリ菌はどのように検査することができるのでしょうか?
ピロリ菌は、内視鏡を使って検査することができます。
胃の中の様子を観察すると同時に、内視鏡によって採取した胃の組織を用いて検査します。
このほかにも内視鏡を使わない検査方法としては血液や尿を採取してピロリ菌に対する抗体の有無を調べる方法があります。
検査用の薬を飲んで一定時間経過した後に吐き出された息を調べてピロリ菌に感染しているかどうか調べる方法などもあります。
ここでピロリ菌に感染していることが分かったら、ピロリ菌の除菌療法を始める前に対象となる病気があるかも確かめます。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃炎などの診断がされたらピロリ菌の除菌療法を行います。
このように胃の不調などを感じていたら、はやめに専門医を受診してピロリ菌の検査をしてもらうと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ピロリ菌の症状について御紹介しました。
ピロリ菌は、自覚症状がないので実際に胃の痛みなどが続く場合には検査しますね。
けれども、家族にもピロリ菌の保菌者がいる場合なども心配でしたら検査してみるといいそうです。