目次
脇汗の悩み一発解消!
日本人の約220万人もの人が重度の脇汗で悩んでいます。
本来、正常ならば汗をかくのが当たり前。
その汗が日常生活に支障をきたすとなると大問題ですね。
たかが汗・・・
されど汗・・・
冗談じゃない汗・・・
多汗症は深刻な問題です。
多汗症を気にするがあまり、うつ病を発症する事例もあります。
今回は多くの人が悩む多汗症の治療法についてご紹介します。
多汗症とは
人間の体は、運動や暑さによって体内に熱がこもると、体温が上がりすぎないように必要に応じて汗をかき、汗の蒸発によって熱を発散するように出来ています。
正常な人間は誰もが汗をかくように出来ていますが、「多汗症」とは、日常生活に支障をきたすほどの汗が出てしまうひとつの病気です。
正常な人でも脇の下には汗をかきますが、多汗症の人は非常に多くの汗をかきます。
この脇の下で起こる多汗症を「腋窩多汗症(えきかたかんしょう)」といい、脇汗で悩む人にとっては最大のネックといえます。
脇の多汗症の判断基準
脇の多汗症かどうかは、以下の項目に当てはまるかどうかで判断します。
・原因不明の脇汗が半年以上続いている
・両脇に同じくらいの大量の汗をかく
・脇汗の量が多く、日常生活に支障をきたしている
・週に一回以上、大量の脇汗をかく
・脇汗は25歳以前にはじまっている
・多汗症の家族や親戚がいる
・眠っている時の脇汗はひどくない
上記の項目に2項目以上当てはまる場合は「多汗症」と診断されます。
夏場や精神的ストレス、極度の緊張状態、水分の摂取過多などで一時的に汗が多くなることもありますので、わずかな発汗で「多汗症」であると診断してしまうのは危険です。
脇の多汗症の治療法
脇の多汗症の治療法として有効なのは、塗り薬と注射です。
塗り薬
塩化アルミニウムなどを有効成分とする薬品を塗ります。
毎日塗布することで次第に効果があらわれます。
持続期間が短いため、繰り返し使用します。
多汗症の塗り薬は病院で処方されます。
注射薬
天然のたんぱく質を有効成分とする注射薬を打ちます。
ボトックス注射には、多汗症やわきがを改善する効果があります。
一度の注射で4~9ヶ月ほど持続しますので、年に1~2回程度の治療で汗を効果的に抑えることが出来、多汗症に悩む人にとっては救世主ともいえる方法です。
また、十度の原発性腋窩多汗症の場合、健康保険適用となります。
脇汗対策グッズ
脇汗対策は人それぞれです。
汗に加えてニオイも気になる場合は、体内環境を整えることも必要です。
制汗スプレー
制汗スプレーは軽度~中程度の脇汗体質の方に向いています。
重度の脇汗体質の場合は、殺菌作用の強い直接塗るタイプの制汗剤、軽度の脇汗なら植物エキス配合の拭き取りタイプが良いでしょう。
汗取りインナー
汗取りインナーとは汗を吸収するパッドがインナーについている肌着です。
脇汗直貼りシート
脇に直接貼って汗しみを防ぐ方法です。
脇に直接貼るのでズレる心配はありません。
ミョウバン水
アトピー性皮膚炎など、皮膚の弱い人は市販の制汗剤が合わない場合があります。
この場合は、ミョウバン水がおすすめです。
ミョウバンには消臭作用、殺菌作用、制汗作用があり、制汗剤としてもおすすめです。
以上のもので効果のなかった方には
どうしても市販のグッズで効果がイマイチだという方には、スポーツ選手が使うあるものを使って脇汗や手汗などの多汗症を改善してしまう方法もあります。
制汗対策は、自分の体質に合わせた方法で行うのが効果的です。
必要以上に汗を止めてしまうのも体に良いとはいえません。
外出などの予定がない場合は、思いっきり汗をかいて体の機能をリセットするのもひとつの方法です。