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頻尿ってどんなこと?原因は?治療法は?
頻尿って言葉、耳にしたことがありますよね。
頻繁にトイレに行くこと、そういったイメージはなんとなくわかるけれど実際にどの程度、トイレにいくと頻尿といわれるのか、またその原因や治療法などがは気になるところですよね。
そこで、今回は頻尿についてすこしご紹介しようと思います。
頻尿って?
頻尿とはトイレが近いこと、すなわち尿の回数が普通の人に比べて多いことをいいます。
では、実際に回数にしたらどの程度が頻尿とされるのでしょうか。
大人だとたいていは、睡眠時間が6時間~8時間ぐらいという人が多いので、起きている時間は18時間~16時間ですね。
その間に8回以上トイレに行って排尿する、また就寝してから2回以上トイレに行って排尿する場合には頻尿と考えられます。
たいていの人は夜寝ている間にトイレに起きることはあまりないので、何度もトイレに起きるという人は頻尿だとすぐにわかりますね。
また昼間起きている間の排尿の回数が多いことが頻尿、夜寝ている間に頻繁にトイレに起きることは夜間頻尿と区別して考えられることも多いです。
頻尿は、昼間の排尿が多いだけの人、夜間頻尿である人、そしてそのどちらもある人の3つのタイプに分けることができます。
頻尿の原因は?
では、どうして頻尿になってしまうのでしょうか?
その原因は一つではありませんから特定するのは大変です。
けれども、過活動膀胱、残尿、多尿、尿路感染や炎症、腫瘍、心因性というように大きくいくつかに分けることができます。
最近、耳にすることの多い過活動膀胱は、膀胱にまだ十分に尿が貯まっていない状態でも、自分の意志とは関係なく勝手に膀胱が収縮して尿意を催してしまう症状です。
この過活動膀胱になってしまうと、一度の排尿の量は少ないけれど何度もトイレに行きたくなります。
頻尿は、男女でもその原因に違いがあるといいますから、自分の原因を特定するためにも早めに泌尿器科など専門の先生に相談するとよいでしょう。
頻尿の治療法は?
頻尿は上で述べたように原因が様々ですから、治療法も一つではありません。
けれどもどのタイプの頻尿でも、骨盤底筋を鍛えることが大切だと言えます。
骨盤底筋を鍛える体操をすることで、尿意を感じても自分でコントロールすることができるようになるので、過活動膀胱などには効果があると言えます。
また、原因が前立腺肥大等の場合には薬物療法も用いられます。
尿漏れには尿道を広げる効果のある薬で治していくこともできます。
市販薬でももちろん一定の効果は期待できますが、原因が人それぞれであるように、治療法も人によって異なってきますので、市販薬で必ず効果があるとは言い切れません。
市販薬が自分に合うかどうかは、実際に2週間程度試して判断することをオススメします。
また手術という方法もあります。
これは尿道の裏側に人口のテープを通して尿道を支え、尿意をコントロールできるようにします。
このように治療法は幾つもありますから、先ずは専門の先生としっかりとお話をしてみることが一番大切です。