なにか違いがあるの?陣痛の前兆と言われる注意すべき兆候をご紹介!
はじめての妊娠・出産。
さまざまな不安と期待をもっての出産となることでしょう。
残念ながら予行練習は出来ない出産。
ですから、いきなり本番を迎えることになります。
そこで、出産のスタートともなる陣痛が気がかりですね。
今回は、「陣痛がきたら本当にわかるのかな?」と心配な妊婦さんに、陣痛の兆候についてご紹介しましょう。
目次
陣痛とはなに?
まずは、そもそも陣痛とはなんなのかご紹介しましょう。
陣痛とは、出産をする時に子宮筋が赤ちゃんを押し出そうと収縮する動きとそのときに感じる痛みの事です。
基本的には、規則的な収縮です。
実は、陣痛が起こるメカニズムはわかっていません。
陣痛には、いくつかの段階があります。
ですから、分娩陣痛や本陣痛などその段階によっても正式には名前がかわります。
もちろん陣痛は妊婦さんが自分でコントロールすることはできません。
いくつかある陣痛の兆候
陣痛がくるといよいよ出産ということで、入院準備に入る妊婦さんも多いでしょう。
そこで、いくつかある一般的な陣痛の兆候を知っておきましょう。
1.お腹の張りを感じる
出産が近づいてくると、お腹が張るようになってきますがその回数が増えたり、痛みを感じるようになったら陣痛です。
これは、子宮筋が収縮しているしるしです。
お腹の張りを感じたら、できるだけ休憩を取るようにしましょう。
2.お腹がさがってくる
初産の場合には、出産前にお腹がさがってくるという妊婦さんが多くいます。
臨月になるとお腹が大きくなっているので下を向くのが困難ですが、お腹がさがってくると下を向くのが楽になってきます。
これは、出産に向けて赤ちゃんが骨盤付近に下がってくることから起こる兆候といえるでしょう。
3.胎動の回数が減る
妊娠中には胎動を感じて、赤ちゃんの存在を実感する妊婦さんですが、陣痛が始まるころにはこの胎動の数が減る傾向があります。
これは、赤ちゃんが下に降りて骨盤に収まることで、子宮内を自由に動き回れなくなるためです。
胎動とは、赤ちゃんが手足や頭を動かして子宮の壁にぶつかることで起こりますので、赤ちゃんが動きにくいので胎動も少なくなるのです。
4.腰痛になる
陣痛が始める前には、上でご紹介したように骨盤に赤ちゃんが収まっている状態になります。
ですから、骨盤への負担が大きくなるので骨盤周辺の筋肉に負担がかかり腰に痛みを感じるようになるのです。
妊娠中は出産間近でなくても腰痛に悩まされる人は多いものです。
ただ、この時期に初めて腰痛を感じたら陣痛の兆候かもしれませんよ。
このほかにも、さまざまな陣痛の兆候があります。
下痢や便秘も陣痛の前兆なの?
妊娠中は便秘がちになると言われますが、臨月には下痢や便秘の症状を感じる人もいますね。
実は、赤ちゃんが大きくなるにつれて子宮もどんどん大きくなっていきます。
子宮が大きくなることで周辺の器官を圧迫してしまいます。
ですから出産間近になると腸を圧迫して、物理的に便の排出がしずらくなることもあります。
そのために陣痛の前兆として便秘になる人もいるでしょう。
また、反対に下痢になる方もいます。
これは、出産をまえにして体内のホルモンバランスが変わり腸の活動が活発になるためと言われます。
下痢、便秘ともに陣痛の前兆ともいえますが、それまでの自分の体の状態をしっかり把握して変化を比べてみることが大切です。
経産婦の陣痛は?
ここまでは、一般的な陣痛についてご紹介してまいりました。
ここで気になるのは、経産婦の場合は初産婦と比べて陣痛にどのような違いがあるかということです。
実は、初産婦と経産婦の場合には陣痛に大きな違いがあります。
それは、陣痛が始まってから赤ちゃんが出てくるまでの時間に差があるのです。
陣痛のスタートから子宮口が開くまでに遅ければそれだけ陣痛の時間もながくなります。
この子宮口が開く速さが初産婦と経産婦では違います。
一度出産を経験していると子宮口は開きやすくなっているので陣痛の間隔もスムーズで出産までの時間も短くなります。
吐き気も陣痛の兆候なの?
吐き気は陣痛の前兆というよりは、陣痛の痛みによって吐き気がしたり嘔吐してしまう妊婦さんもいます。
これは、それぞれの体質にもよりますので、皆が吐き気を感じるわけではありません。
実際にわたしも娘を妊娠して、陣痛の痛みですこし前にいただいた食事をしていたため嘔吐してしまった経験があります。
はじめての出産の緊張などもあったと思います。
陣痛の前兆についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は陣痛の前兆についてごしょうかいしました。
はじめての出産でこれは陣痛なの?と戸惑ってしまうことも多いかもしれません。
陣痛の前兆としてもひとそれぞれ症状が違いますが、ここでご紹介したことを参考にイメージをしておけば実際に陣痛が来たときに焦らずに対処できるでしょう。