女性の方はどなたでもダイエットの経験はあると思います。
そして、インターネットなどでダイエットについて調べたり、本を買ってみたりして、挑戦しますよね。
今はダイエットの種類も沢山あって、いろいろ挑戦しながら痩せていくのが結構楽しかったりします。
また、痩せていくことで、新しい人生が開けたり、恋が実ったり、明るい未来が待っている気がして、苦しい反面ワクワクしたりもします。
そういう情報の中で、しばしばやってはいけないダイエットの注意書きがあったりしますよね。
特にダイエットって意外と恐ろしい面があります。
実は私はそのやってはいけないダイエットの経験者なのです。
今回はそのダイエットの経験談を話したいと思います。
目次
やってはいけないダイエット、私の体験談
私がダイエットを決意したのは中学生の時でした。
中学生の時は激しい運動系の部活に参加していたこともあったり、交友関係などのストレスから、食欲が止まらず、一年間で15キロほど急激に太ってしまいました。
元々細いという部類の体格であったたために、ものすごく太っているという訳ではなかったのですが、部活内でもスタイルの良い子達ばかりだったために、写真を撮っても私の体格が目立つようになりました。
そうなっていくと、体型がものすごく恥ずかしいと思ってきてしまうんですよね。
そしてまた、この時期には交友関係においても悩みが多くなりました。
そいいったことから、すぐに痩せなくてはという気持ちでいっぱいになり焦り出しました。
そのせいで、私は一番やってはいけないダイエット方法を選んでしまったのです。
まず最初に炭水化物を抜くダイエットをはじめました。
一切炭水化物は取らず、おもに野菜を食べたりすることで、すぐに痩せるのではと考えたのです。
私は白いご飯が大好きなので、最初は苦しいものがありましたが、毎日毎日、お風呂の後に体重計に乗って、最初の4日間くらいは、見ていて面白いくらいに痩せていくのが分かりました。
それが本当に本当に楽しくて仕方がありませんでした。
さらにこの頃は、どんどん痩せていく自分に自信がいっぱいになって、本当に全てがうまくいっているかように感じました。
もともと私は引っ込み思案な性格で、明るい方ではないので、自分の意見が言えなかったり、嫌なものが嫌だと言えなくて、そのせいでストレスを溜めていたんです。
なぜだか不思議と自信を持ってからは、嫌なものは嫌だとはっきり言えるようになって、世界が変わったというのは大袈裟ですが、本当にそれくらい毎日が楽しくなりました。
友達もどんどん増えていく気もして、写真を撮るのも楽しくて、まさに毎日がハッピーでした。
しかし、その最初の体重低下は長くは続きません。
今だから分かるのですが、ダイエットにも最初に急激に痩せたあと、生命が危険を感じて、停滞期があるんですよね。
当時はそのことを知らず、これ以上は痩せられないのかと、ものすごく焦りました。
そこで、さらなる無理なダイエットに踏み切りました。
さらなる無理なダイエットは、炭水化物抜きダイエットと並行して、夜ご飯抜きダイエットです。
また、私は、朝起きるのがものすごく苦手なタイプなので、朝は学校に行くギリギリに起き流ことが多くあり、そのせいで、朝ごはんは食べない日の方が多かったということから、実質は、1日に給食のみ、しかもご飯には一切手をつけないという生活でした。
これもまた、最初のうちは、みるみるうちひ痩せていくのが分かりました。
この頃からは、友人たちからも、もしかして少し痩せた?なんてら声を掛けられて、ますます自信がついていきました。
そしてまた、今まで、自分に恋なんかできるはずもないと思っていたのですが、自分に自信がついたせいか、好きな男の子もできました。
その頃はもう、学校にいくことが楽しみで楽しみで仕方がありませんでした。
しかしその好きな男の子は、私よりもずっと背が高くて、ものすごくスタイルの良い子が好きだということを知っていたので、私はもっともっと痩せなければいけないと思うようになりました。
ですがまた、体重低下も思うようにはいかず止まってしまい、停滞してしまいました。
この頃には、私の顔色もだんだん悪くなっていきました。
生気が感じられないというか、本当にそんな顔です。
部活も相変わらずハードだったので、余計に体力的に辛い部分が沢山出てきました。
痩せていっているはずなのに、この頃は何をなっても楽しくないように感じました。
それでも、痩せなくてはという気持ちから、さらに無理なダイエットを続けました。
そして、ついに、私は断食まで始めてしまったのです。
断食は、4日間ほど連続で続けました。
そして、それは約、3週間に一度というペースでやっていました。
またまた、最初は面白いくらいに体重が減っていって、この頃は自分でもはっきりと分かるほど痩せました。
むしろ一気に痩せすぎてひまったかも、と少し不安にも思い始めました。
ですが遂に、ダイエットを始める以前の体重よりも痩せたのです。
苦しい反面、それは嬉しくもありました。
ですがダイエットをはじめて、痩せたペースはここまでで、3ヶ月ほどです。
それでも痩せていくのは楽しくて、着られなかったお洋服も着られるし、嬉しかったのです。
ですが、どんどん痩せていって楽しい生活も長くは続きませんでした。
この頃になると、遂に髪の毛が抜け始めました。
毎日毎日、排水溝が詰まるのではないかと思うほど、恐ろしいくらいに髪の毛が抜けました。
髪の毛がどんどんどんどん減っていって、髪のボリュームはおろか、もはや頭皮まで見えてしまうほどに抜けてしまったのです。
さらにそれだけではありません。
定期的にきていた生理も、ぱったりと止まってしまったのです。
ここからはずっと、痩せて嬉しいとか、そんな気持ちは一切なくて、ただただ恐怖でいっぱいでした。
母にも髪の毛どうしたの?なんて言われて、ちゃんと食べなさいと怒られることも多くなり、これからはしっかりと食べなければと思うようになりました。
ですが、もうこの時点では、食べ物を見れば気持ち悪くなるというほどになっていたのです。
そこから普通に食べられるようになるには、ものすごく時間がかかりました。
最初はお粥から、だんだんと、たまご粥とか、梅干し粥とか、そんな風にして、まるで離乳食でも食べているのかという感じです。
そうして、だんだんと、食事に関しての感覚を取り戻していき、なんとか元の食生活に戻していくことができました。
しかしなんとか食生活はもどしても、止まってしまった生理は約1年半ほどは来ませんでした。
また、抜けた髪のせいで、生えかけの短いかみが、どんどん増えてしまって、しばらくは髪が、まるでトサカのようになってしまいました。
トサカのような髪は恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がありません。
いくら結んで隠そうと思っても、どうしても、はねてしまって、その髪大丈夫?なんて言われることもありました。
こうなってみると、本当に全てを戻すまでに、長い長い時間がかかるんだなと思いました。
結局その後遺症とも言えるべきものは高校生になっても続きました。
ですが、高校生になってからは、交友関係の問題も減ったせいか、食欲も抑えられるようになりました。
やっぱり、ストレスが大きかったのですね。
しかし、乱れた生理は、成人を迎えている今でも、元には戻りません。
自分が軽はずみにやってしまったことのツケが回ってきたのでしょうか。
ダイエットは一歩間違えれば、本当に恐ろしいものなんだなと今なら思います。
ダイエットを始める上で一番大事なのは、無理はしないことだと今では胸を張って言います。
いくら痩せたいと思っていても、無理をしては、ダイエットをして、明るい未来が待っているというハッピーは、全て台無しになります。
私の場合は、歪んでしまったダイエット生活から解放された後に、仲の良い友達もできたりして、本当に幸せだなと思いました。
ですから、ダイエットが全てではないということを忘れてはいけないということに、改めて気付きました。
やってはいけないダイエットの危険性
危険なダイエットの話は、最近はいろいろな場面でみることがありますよね。
特にテレビでの特集は、ものすごくリアルなので、より危険さが深く伝わってきます。
最近はその理解も深まってきているなと思います。
また、それらの特集の中では、私よりももっともっと深刻な問題を抱えて苦しむことになってしまった人が沢山います。
特に、ダイエットは少し痩せると、ものすごく楽しくなっていきます。
これは本当に痛いほど気持ちがわかります。
まるで、中毒性でもあるのかという感じまでします。
最初はちょっとだけ、なんて思っていたとしても、痩せたいという欲求からもっともっと過酷で無理なダイエットをしてしまうことになります。
ダイエットに取り組むうえで大切なポイント
そこで、私がダイエットをする上で一番大切だなと思ったことを話します。
それは、しっかりとした計画を立ててダイエットを行うことです。
また、計画を立てるときは、短期ではなく、長期的な計画を立てると良いと思います。
本当に、1ヶ月に2キロくらいのペースで良いと思います。
そして、しっかりとした栄養はとること、適度に運動をして、食事だけの減量に頼らないことです。
食事だけの減量に頼ってしまうと、脂肪は減らず、他の部分で体重を減らそうと体がしてしまうったり、皮膚もたるみやすいと聞いたことがあります。
私は無計画なダイエットで失敗をしました。
また、短期的なダイエットをして失敗をしました。
計画は必ず立てて実行に移していけば、良いダイエットになると思いますいます。
地道な努力が明るい未来へと運んでくれるのです。
計画を立ててダイエットをしていくということでの私からのアドバイスとして、何かを禁止してダイエットをするのは、上手くいかないと思っています。
先程言った炭水化物はもちろんですが、甘いケーキやスナック菓子といったものも含めてです。
禁止するダイエットはよく行う人がいます。
また、経験した人も沢山いるでしょう。
ですが、それがストレスになってしまったら元も子もないので、これに関しても計画を立てて、1日にいくつなどと決めて行うのが良いかと思います。
実は、過去にこんな失敗をした私も未だにダイエットは続けています。
もちろん、以前のような無理なダイエットではありません。
実は私は、計画を立てることがものすごく苦手です。
また、何かを継続して行うことも苦手です。
ですから、無理の一切ないダイエットをしています。
ダイエットというよりは、健康管理という方が近いのかもしれません。
その方法は、ご飯は1日3食しっかり食べる、月に2度図書館までの約1時間を歩く、できるだけ階段を使ってエスカレーターやエレベーターは使うようにする、掃除は体全体を動かして、お風呂上がりにはストレッチなどといった工夫をするようにしています。
痩せていくスピードはごくわずかですが、長い目でみれば、ものすごく大きなものになっていきます。
それに、体力をつけたり、健康を意識することで、少しでもダイエットにつながればお得な感じがしますよね。
私はやはり、今の無理のないダイエットの方が大好きだし、今の自分の方が大好きだと言えます。
以前のように一気に体重が減るということはありませんので、たまにはそれが、もどかしく思うこともありますが、例えば表やグラフなどをつくれば、目で見て減っていることが分かるので良いかもしれませんね。
それから私はダイエットをする上で大切なことは、意識ではないのかなと思います。
これは無理なダイエットをしていた頃に母がよく私に言っていたのですが、綺麗になろう、可愛くなろうって意識するだけで、自然と綺麗に可愛くなっていくものなんだそうです。
ですが、綺麗になろうって思うことって、あまりにも漠然としていて難しいですよね。
そこで私が行っているのは、いつも憧れている人を思い浮かべるようにすることです。
例えば、女優の〇〇さんなら、こういう時こんなにゴロゴロ寝てたりしていないよなとか、モデルの〇〇ちゃんなら、寒い時に家にこもってないでウォーキングとかでもするんだろうな、といった感じです。
これはミーハーな私だからできることなのかもしれませんが、綺麗になろう可愛くなろうと思うことよりも、私にとってはずっと簡単でした。
そして、そういう風に意識することによって、なんとなく私は意識している女優さんやモデルさんになってしまったかのような感じがして、何をするにも楽しいと思えます。
こういう意識って、ダイエットをするモチベーションも上がるし、目標があるので楽しくできますよね。
また、細かいところにも意識を向けることができます。
例えば、歩き方はこうかなとか、背筋はピンと、あぐらはかかずに正座をする、ご飯はゆっくり食べる、字は丁寧に書くなどといったことです。
こういう細かい1つ1つが大きな1つにつながるのかなと思います。
長くなってしまいましたが、以上が私が行ってきたダイエットの体験談と、私なりに考えるダイエットの考え方、在り方です。
もちろん、ダイエットは人それぞれですので、合う合わないがあったりします。
ですから、私の考えるダイエットの方法はとは違う方がいいと思う方々もいらっしゃると思いますし、私のものとは正反対のものがいい、賛成できない、などという方々も沢山いらっしゃると思います。
しかし、今回私が述べたことが少しでも皆さんの参考になったらいいなと思っています。
やってはいけないダイエットについてのまとめ
最近はどんどん新しいダイエットも広まっていたり、ダイエットや健康に良い食品がどんどん出ていて、のれからも新しいものが出てきたり考え方も同じくどんどん変わってくるとは思います。
またその時代に合わせてダイエットに対しての感覚や方法も様々に変化していくと思います。
しかし、みんなさんがよりハッピーで無理のなく楽しいダイエットを行っていくことができればいいなと思っています。
そして、みなさんで、憧れる自分に、綺麗な自分になっていけたらいいですね。
先ほどもいいましたが、良いダイエットをすることは自分の自信にもつながって、性格も明るくなったり、毎日が楽しくなったりします。
そうすることで、さらに綺麗になって、いろいろな経験がやってみなくなったりもしますよね。
私はものすごくインドアな性格なので、より一層変化が大きいように感じます。
そうやって私もみなさんも、自分のことがもっともっと好きになれたらいいですよね。
これからも私自身、地道で長く、それでいて楽しいダイエットを続けていって、そしてさらにはより良いダイエット方法も探求し見つけられたらいいなと思います。
ここまで、長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。
この記事が皆様の何かしらの参考になることを願っています。