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劣勢の時こそチャンス
出典:http://www.hokkaidosakae.ed.jp/blog/index.php
野球の試合において、チャンスはどこであるか、と言う質問をすればきっと100人中100人が自分チームの点数が勝っている時と答えるのではないでしょうか。
それは、回答としては決して間違ってはいないのですが、私の中でのチャンスは確実にチームが劣勢の時だと思うのです。
どうして負けている時がチャンスなのか、そう疑問に思われる方は絶対にいると思いますが、実は野球には流れと言うものが付きものなのです。
野球をするには2チームがお互いに9対9と言う条件で競い合っていく訳なのですが、この試合の中での流れと言うものは基本的に勝っているチームに傾いています。
勝っているチームの方が自分達の野球を出来ている、自分達の本来の力である、と言うような出で立ちでいると思うのですが、それは所詮流れがついているだけなのです。
要するに劣勢チームが何らかのきっかけを掴みさえすれば、その流れを完全に逆転させるだけの力があると、私は見込んでいます。
野球にとってはどのチームもバラバラな方針で練習を進めていることだと思います。
だからこそ各チームにはそれぞれの個性があって、試合を見ていてもその個性が光る瞬間、すなわち流れを掴んだ瞬間と言うものがはっきりと分かるのです。
野球の試合において、チャンスと言うのは劣勢チームが逆転の兆しとなる何かを掴む瞬間であります。
もちろんチャンスを迎えないまま試合が終わってしまう事も有るのですが、劣勢チームが決して諦めない限り、その可能性は0に等しいのではないかと私は思います。
野球の試合
野球の試合とは、総合して言ってみれば様々な物に言い換えられるかと思います。
チームプレイの象徴とも言えれば、努力した方が勝利を掴み取る物とも言えるかと思います。
しかし、野球の試合には選手にとってもベンチメンバーにとっても、はたまた監督やお客さんにとっても様々な想いや感情を与えてくれる素晴らしいスポーツなのです。
野球の試合を見ていれば誰しもが、興奮したり怒ったり喜んだりといった感情を得る事ができます。
それは選手やチームが一丸となって戦っているわけであり、そのような喜怒哀楽の感情は付きものなのです。
これほどアグレッシブに相手チームに攻撃を仕掛けたり、相手の作戦を読み取ってしまうと言った頭脳プレーであったり、そんなスポーツと言うのは野球くらいではないでしょうぁ。
だからこそ、野球を上達したい方に私が勧める事は、自分の感情を大切にして戦っていって欲しいという事なのです。
見ている人にも喜怒哀楽を与えられる選手になる事が、野球選手として最も素晴らしい選手の賜物では無いかと思います。
野球の試合では、決してミスをしても上手くいかなくても、自分自身が全力で取り組んでいればそれで良いのです。
全力で戦った結果がたとえ、良くないものであってもその感動や感情はきっと見ている人には伝わっているのです。
野球の試合で誰が一番上手なプレーをしていたというのよりも、誰か一番目立っていたか、一生懸命戦っていたか、と言うほうが見ている人の印象には遥かに強く残るのです。
だからこそ、常に全力で戦えるプレイヤーが最もスポーツマンなのです。
気持ちでは必ず勝っておく事
野球の試合において、普段の練習内容を忠実に再現する事、それが基本的な試合への臨み方なのですが、もっと欲を言えば更に出来ることはあります。
良く青春漫画や映画でもあるかと思うのですが、気持ちでは絶対に敵チームに勝っておく事が必ず必要なのです。
そんなの現実の世界じゃないから有り得るんだ、と言う方もいらっしゃるかと思いますが、野球の試合にとっては精神的なメンタル面がとても大切なのです。
例えば、9回の2アウトランナー無しの時点で5点差で負けているとします。
もしここで諦めればもちろん試合は負けのまま終わってしまう事だと思います。
しかし、そのチームの選手全員が最後の最後まで絶対に勝つという気持ちがあれば、きっと結果はその通りではないでないか、むしろ映画のような感動な結末を期待できるのでは無いかと思うのです。
それがまさに、高校野球の見所とも共通してくるわけなのです。
最後まで諦めない、絶対に勝ってやるという気持ちを持った球児から生まれるプレーと言うのは、どの高校野球の試合を見ていても感動するものではないでしょうか。
だからこそ気持ちでは必ず勝っておく事が、試合にとってとても大切な心構えになってくるのです。
まだ実力も対して持っていない選手であっても、これなら試合で使える1つの技ではないでしょうか。
初心者の方でも決して出来ない事ではないのです。
気持ちから強いチームと言うものは、どんなに強豪チームを相手にしても怯まずに、試合終了まで最高のプレーをする事が出来ます。
これが真の野球の上達方法ではないかと私は思います。