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私語は慎む事!
将棋のルールの中でも禁止事項についての説明をしていますが、その中でも自分の持ち時間にはある程度意識しながら対局を進めておく必要があると言いました。
実際にどんな対局であっても制限時間については考えておかなければいけないのであり、自分の一手のスピードとは勝敗にも大きく左右する程、大切な事なのです。
如何にして一手を素早く出せるか、と言う事も棋士の実力の1つであるかと思うのですが、そういう意味でも将棋が頭脳戦である、と言う事が言えるのです。
両者の頭脳を駆使して行われる対局だからこそ、相手の心理を読み取っていく必要があるのですが、この事からフォーマルな対局であれば絶対にしてはいけない事が有ります。
それは、私語を慎む事なのです。
相手が何を考えているのか、自分は次にどんな手を打てばよいのか、等と考えているときであれば誰しもが集中力を研ぎ澄まして頭脳を回転させています。
そのような時に相手が私語を平気で話していたり、関係の無い話をしていたのでは対局に集中して取り組む事ができません。
もちろん自分の集中力にも影響が出るかと思うのですが、相手にも迷惑が掛かる行為なので、私語は極力慎んでおきましょう。
将棋とは一種の頭脳戦であり、相手の心理を読み取る為の集中力も大いに必要となってきます。
特に正式な大会であればその重要性は更に高まってくるものなので、対局中の私語は出来るだけ慎んで集中して取り組むようにしていきましょう。
二歩
将棋のルールの中でも特に重要な禁止事項についてのお話を進めていますが、この禁止事項を知っておく事でどんな対局であっても戦っていけるだけのマナーが習得できると言いました。
実際にその中でも私語を慎む事によって相手との頭脳戦により磨きをかけることが出来る、と言ったのですが、この事には平等な対局をする為には絶対に意識して欲しい事柄なのです。
相手と自分が平等で且つ、不公平の無い対局にしていく為にもこのような意識は絶対に欠かせないかと思うのですが、更に将棋板の上での禁止事項と言うのも存在します。
その最もポピュラーなものとして、将棋板の縦一直線上に歩を2つ以上置いてはいけないと言う「二歩」と呼ばれた禁止事項が有るのです。
基本的に縦一直線のラインに歩の駒が2つ以上並ぶ事は無いのですが、自分が誤って持ち駒から歩を使ってしまう時に良くある光景なのです。
もちろんプロの対局を見ていてもこのような失敗をして勝敗が決まってしまった、と言う事も過去に有ったのですが、この事から二歩には最善の注意を払っておく必要があります。
私もこの二歩と言う反則をしてしまって負けてしまった事があるのですが、意識していても本当にしてしまいがちな禁止事項なので絶対に頭に入れて対局に臨んでいきましょう。
二歩とは、縦一直線上に歩が2つ以上存在してしまう事で生じる反則のことですが、将棋板の中で最も起こりやすい禁止事項に値するのです。
だからこそ、日頃から歩の持ち駒を出すときには気をつけておきましょう。
禁止事項を正しく守る事で
将棋の禁止事項の中でも様々な物を紹介してきましたが、これらの事を意識しながら対局を進めて行く事で相手と平等に且つ、不公平の無いゲームをする事が可能であると言いました。
実際に私も将棋の対局をやっていて思ったのですが、このような事を当たり前のようにしてしまう事で、より強い棋士と勝負をしても堂々と対局に臨むことが出来るのです。
どんなスポーツであっても基礎が無ければ成り立たない、と言いますが、将棋にとっての基礎とはこのような禁止事項を意識しながら対極に臨む事であり、これが将棋ルールの最前提となるのです。
禁止事項を正しく守る事によって、将棋の世界ではより上を目指して活躍していく第一歩に繋がってくるのです。
私が先ほど話したように、将棋の禁止事項を知っていれば強い棋士と堂々と張り合えるものであり、強い棋士に認めてもらう為には十分な条件なのです。
将棋にも上を見れば見るほど物凄く強い棋士が存在し、中でも段を持っている棋士であれば計り知れないテクニックや頭脳戦を繰り広げてきます。
そのような優れた棋士になるためには、やはりこのような禁止事項から学んで行く事で少しずつ近づいていくものであり、将棋界の基礎に過ぎないのです。
禁止事項とは将棋の中でのマナーであり、上を目指して活躍していく棋士には絶対に必要な事なのです。
将棋の腕を上達していくのにも、より高度な頭脳戦を繰り広げていくのにも、この禁止事項が土台となっている事をしっかりと認識して練習していきましょう。