目次
人間の体のしくみを理解すること
音楽をすること、それは楽器を使う事によって自分の感情や想いを音によって表現する事です。
その楽器の中で、最も感情が入りやすく自分の思い通りに伝える事が出来るのがドラムだと言っても過言ではありません。
ドラムに自分の気持ちを込める事が出来るようになるには、まずは人間の体のつくりと言うものを理解していると、とても操作しやすいものなのです。
ドラムに必要な事は、まず手足4本を巧みに使い分ける事です。
その中でも人間の手と言うもので太鼓を叩くのですが、ただ手を使って適当に叩くのでは音に表現をつける事は出来ません。
どうしたら表現をつけることが出来るのか、と言うと、手で叩くのでは無く腕全体を使って叩くのです。
腕全体を持ち上げた時、それは誰かに吊るされているような状態になります。
その状態から自然と重力だけを利用して振り下ろす事、それが手を使って叩くドラムには最も良い音が出る叩き方なのです。
そのようにして体のしくみを理解しておくことで、ドラムの表現力とは全く違うものに変わってきます。
もちろん足を動きも同様で、自然と重力に任せて下ろすことによって音の幅にも変化が出てくるのです。
楽器を使って音を出す事によって、自分の感情を表現するわけですが、その中でも物凄く効果的な楽器がドラムなのです。
そのドラムを最も、表現力をつけて叩くには、人間の体のしくみを把握して、最も余分な力が入らないように叩く事が大切なのです。
人間の体と重力の関係を考える楽器は、ドラムに以外に無い事かと思います。
スティックとドラムの種類を学ぶ
ドラムを初めてやる方であれば、絶対に避けては通れないものがあります。
ドラムの最も一番初めの基礎として、ドラムの前に座って叩き始めるのよりもスティックの持ち方と太鼓の種類についてを完全に把握する必要があるのです。
この一番大切な基礎がかけていれば、どんな難しいプレイやテクニックを習得しても、上手くは叩けないのです。
私が経験した事でそうだったのですが、私がドラムを始めたのは興味本位からであり、独学で勉強し始めました。
もちろん自分なりの叩き方で、基礎練習もしないでやっていたので、全く上達がしていかなかったのです。
それくらい、このスティックの持ち方や太鼓の種類を理解するといった基本的な内容が必要になってきます。
逆にこの基礎があってとても良いメリットも存在します。
スティックの持ち方で関して言えば、難しい複雑な技や速くて手が追いつかないようなフレーズでも叩けてしまうのです。
太鼓の種類をしっかりと理解しておけば、自分でフレーズを考える時にでもどの太鼓を利用すれば良いのかというのがすぐに判断できて使い分ける事ができるのです。
ドラムの初めてやる方にとって、一番大切なことはスティックの持ち方と太鼓の種類をきっちりと理解しておくことが良いのです。
ドラムを本格的に上達したい人であれば、この分野を避けて次のステップに進んでいれば、きっとまた戻ってくる事になるのです。
その為にも、初めの第一歩としてしっかりとドラムの基礎を学んでいることがとても大事なのです。
ルーディメンツ内容を決める
ドラムの基本的な内容として、私が今でも日課としてやっている事があります。
それはルーディメンツというドラムの基礎練習なのです。
ルーディメンツというのは、ドラムの中でスネアドラムだけを使い、メトロノームに合わせながら決められた一定のリズムを叩く練習です。
このルーディメンツという練習が、ドラム上達するには絶対的に必要になってくるのです。
練習法としては、まず4分音符、8分音符、16分音符を1小説ずつ繰り返して叩いていきます。
もちろんテンポは自由でいいのですが、初めは正確なフォームを癖づけさせるためにもゆっくりから始めたほうがよいかもしれません。
それが出来るようになってくれば、その中に3連符を混ぜてやってみると良くなっていくでしょう。
ただし、この練習には注意点があります。
リズム感を正しくつけるだけではなく、正確な叩き方を染み込ませるものでもあるので、しっかりとしたフォームで叩き続けなければいけません。
少しでも崩れてしまえばその練習法としては、効果が全く無いのです。
このルーディメンツという練習法は、ドラムを上手くなるためには絶対に続ける事をオススメします。
練習法は様々に応用していけると思うので、飽きないと思いますし、これをすることによってドラムを叩く音色もとても安定してくると思います。
ドラム基礎には、このルーディメンツを絶対に欠かさずにやることによって、正しいフォームを習得する事ができ、のちのち良いドラマーとなって行く事だと思います。