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6連符を使った小技
音楽にとって、様々な音符が存在します。
4分音符や8分音符などの主流な音符から、32分音符や64分音符のようなとても細かい音符もあるのです。
基本的にドラムに使われるビートやフィルインには、上で挙げた主流な音符がほとんどなのですが、私は6連符を使ったフレーズに強い拘りを持っています。
この6連符を含んだフレーズを要所で使うことは、かなりの応用テクニックだと言っても過言ではありません。
私が良く多用する6連符のフレーズには主にフィルインで使用するのですが、ゴーストノートとアクセントを交えたフレーズになってきます。
例えば、頭の音と最後の音のみをアクセントにして、間の音符を全てゴーストノートにしてフィルインを組み立ててみれば物凄くテクニカルなフレーズに聴こえます。
もちろんこれはスネアドラムだけで使っても、カッコよく聞こえますし、タムやクローズハイハットとミックスして使っても効果的でしょう。
ただしこれの注意点は、8ビート中にフィルインで6連符を使えば物凄くリズムやテンポ感が不安定になるので、しっかりとメトロノームを使って事前に練習仕込んでおく必要があります。
バンドのセッションであわせる際にこのフレーズがいきなり登場すれば、他のメンバーはテンポ感が狂ってしまい、逆効果な結果になる事もある為です。
6連符を使ったドラムでの小技、これはきっとプロドラマーでも多く多用しているような複雑なフレーズなのです。
この技を習得すれば、プロ顔負けのフィルインを使う事ができ、ドラムを上達させるには必要不可欠ではないでしょうか。
ワンバスでツーバスの動きを
ドラムの種類によって、バスドラムの数やペダルが変わってくる事は良くあることです。
特にその中でも、メタル系のドラマーであれば絶対に欠かせない事がツインペダルやツーバスでは無いでしょうか。
私がメタル系のドラムをやろうと思ったときには、バスドラムをもう1つ置ける環境が無かったために、ワンバスでツーバスの動きをする練習をやっていたのです。
もちろんこのワンバスでバスドラム2つ分の役割を果たす事は、可能な事なのです。
ツインペダルやツーバスの魅力と言いますと、やはりバスドラムの16分連打か、32分音符の連続打ちかと思われます。
ワンバスではペダルが1つしかないので、もちろん16分連打をするとなると相当遅いテンポでなければ付いていかないのですが、その分、右手でカバーしていく事ができるのです。
その方法とは、簡単にいえばバスドラムとフロアタムでバスドラム2つ分の聴こえ方を表現すればよいのです。
バスドラムをギリギリまで連打できる回数打って、その後にフロアタムを1発挟んでまたバスドラムを連打する、これによって見た目はワンバスでやっているのですが、聴こえ方は完全にツーバスやツインペダルと変わらないのです。
ワンバスでツーバスの動きを出す事、これは私が編み出した方法なので少し抵抗のある方をいるかと思うのですが、かなり応用の利いたドラムテクニックになってきます。
設備や環境がない方でも、決してツーバスが不可能ではないものなので、メタル系の激しいドラムを演出したのであれば、絶対的にオススメできる技であります。
フラムタップを使った応用編
ドラマーにとって、ルーディメンツのメニューでも決して試されている方は少なくない事があります。
たいてい音符と言うものは、ドラムにとっては1打で表現されるのですが、1つの音符を2打叩く事によって表現される奏法があります。
それはフラムタップという奏法です。
ドラマーであれば基礎として習う方も多いかもしれませんが、このフラムタップには実はとても応用編で登場するフレーズなのです。
私がドラムを約1年くらいしてから、初めて聞いた言葉だったくらい、このフラムタップには洗練された技術が必要になってきます。
基本的にフラムタップには、フィルインで登場するのですが、そのフィルインを正確にリズム通り叩ける事が必須となります。
その上でこのフラムタップを交えていくのですが、まずはフィルインの一発目の音をフラムタップにしてみる練習法が良いかもしれません。
1つの音で2打しなければならない為、このフラムタップの音を叩くには自然と両手使わなければいけないのです。
その為に速い16分音符連打のフレーズであれば、手がついていかない現象に陥ってしまうのです。
だからこそ、このフラムタップをマスターしているドラマーとはとても上手く見えてしまうものなのです。
フラムタップをフィルインに交えた応用編、これは普段楽譜ではなかなか体験できないフレーズなのでとてもハードルが高いものです。
しかし、フラムタップをどのフレーズ中でも使いこなせるようになれば、ドラマーとしての腕は格段と上がり、物凄く上達していくのです。