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クラッシュシンバルは要所要所で

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ドラムの中で、初心者の方でも思いっきり叩けるものがクラッシュシンバルではないでしょうか。

基本的にビートの頭1拍目にハイハットの代わりとしてクラッシュシンバルを使われるかと思うのですが、このクラッシュシンバルの使い方にも上達するにはとても重要な事なのです。

ロックやJ-POP等のジャンルであれば、小節の頭にクラッシュシンバルを入れてほとんど間違いありません。

それは曲を華やかにするものであるので、明るい曲であれば問題は無いのですが、その反面、クラッシュシンバルに頼りすぎているドラマーというのも最近ではとても目立つようになってきています。

クラッシュシンバルの醍醐味は、あくまでも曲中の変化や抑揚を強調するために使うべきであるのです。

だからこそ、クラッシュシンバルには要所要所で使う事が一番ベストであると言って過言ではないのです。

私がドラム初心者のときにも、クラッシュシンバルを小節の頭に必ず入れていたくらい多用していました。

しかし、それが私にとって抑揚の無いつまらないドラムだと思い始めていたのです。

確実に上手いドラマー、もしくはテクニカルなドラマーにはこのクラッシュシンバルをいかにして使っていくか、それが最も重要な事なのです。

ドラマーにとって、ビートの頭を強調するために大切なクラッシュシンバルですが、このクラッシュシンバルを使いすぎればそれは、ワンパターンなドラムになりがちなのです。

最も上手いドラマーは、クラッシュシンバルを要所要所で使う事で抑揚をつけるというテクニックを備えているのです。

左右にクラッシュシンバルを置く場合は、左に高い音のシンバルを置く方が多いです。

ただし、クラッシュシンバルの左右の置き方に決まりはありませんので、自分自身が叩きやすいように配置することが大切です。

初心者の方であれば、まずはクラッシュシンバル無しでビートに抑揚をつけてみる練習をしてみても良いのかもしれません。

リムショットを使った技

ドラムの中でも、最もビートの中心を支えて曲のテンポキープをしてくれる太鼓といえばスネアドラムです。

そのスネアドラムには、8ビートであれば2拍4拍目を叩く事が多くなるのですが、その音色に変化をつけたいと思う方は少なくないかと思います。

実は、このスネアドラムにとっては、何種類かの叩き方を組み合わせて行く事によってとても味のあるドラムというものが表現できます。

通常に太鼓の表面を叩く奏法に対して、リムショットという奏法も存在するのです。

リムショットには大きくわけて2種類、クローズリムショットとオープンリムショットです。

私がロックバンドやメタル系の迫力のあるサウンドを求める時には必ず後者のオープンリムショットを使います。

クローズリムショットとオープンリムショットの違いと言いますと、クローズには、太鼓の表面を叩かずにふちの部分だけに当てるだけ、反対にオープンには、ふちの部分+表面を叩くと言った違いでしょう。

クローズを使用される方であれば、曲中の静かな部分やジャズやボサノバといったジャンルの音楽に有効的かと思います。

私にとってのリムショットにはスネアドラムを最大限に引き出すためには必要不可欠なテクニックであり、通常の奏法とミックスして使う事が出来るようになれば、物凄くドラムは上達します。

一番ベストなのは、スネアドラムをリムショットと通常の奏法のみでドラムソロできるようになれば素晴らしいドラマーになることでしょう。

ビートの中に追加していくタムタム


出典:なる楽器

ドラムのビートには3点の楽器でほとんど演奏する事が基本なのですが、その中でもタムタムを使用した小技と言うものがあるのです。

これには、普段テレビやラジオで流れているBGMのドラムとして良く使われているリズムなのですが、このタムタムを入り混ぜたビートとは、通常のビートに比べて物凄くカッコよく聴こえます。

ビート中にタムタムを追加していくとは、どう言う事か分からない方が多いと思うのですが、タムタムをビートと同じ様に考えていけばとても理解が早まるかと思います。

例えば、8ビート中には右手がハイハットで左手がスネアドラムですが、この左手をスネアドラム以外のタムタムで表現する事がまず1つ可能です。

他には、これは私が良く使う手法として、スネアドラムを叩いた後に16分音符でタムタムを叩くという技です。

これはドラマーであれば、ファンク系音楽に誰しもが多用している技法になってきます。

初めからこのビート中にタムタムを追加していく事はとても難しいと思うので、初心者の方であればまずは、両手の動きだけを確認するためにバスドラムは無しにして練習していけば良いかと思います。

私もそうだったのですが、初めから複雑なリズムを叩こうとすれば混乱してしまい、フォームが滅茶苦茶になっていく傾向がありますので、1つ1つ段階をクリアしていく事が肝心です。

ビート中にタムタムを追加していく技は、ドラマーであれば上達をする為の1つの課題であると思うので、必ず完璧に叩けるようにしていけば良いかと思います。