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スネアドラムの役割とは
音楽に必要なパーカッションのお話を進めていますが、その中でも最も打楽器の中心となって必要不可欠な存在といえるのがスネアドラムではないでしょうか。
通常のドラムセットであっても、ドラマーが一番こだわる楽器として言われていますが、それと同じでパーカッションの中でのスネアドラムにもかなり大きな役割があるのです。
その役割をしっかりと把握してこそ、パーカッションの中でのリズム隊をしっかりと引っ張っていけるだけのパーカッショニストになる事が可能なのです。
まずはその為にも、スネアドラムにはどのような役割があるのかという事を説明していきたいと思います。
スネアドラムには、吹奏楽やバンドの中で基本的に拍の分かれ目に効果を発揮します。
例えばマーチ系のリズミカルな曲であれば、裏拍にスネアドラムを刻むようになっていますし、ロック系の曲であれば2拍目4拍目にスネアドラムが来るように決まっているのです。
スネアドラムの基礎として、このリズムを正確に刻める事が最も重要なのですが、それに加えてこのような様々な曲に対応していける音色の変化まで出来るようになれば理想的ではないかと思います。
私がスネアドラムをしていた時であっても、やはり曲によって様々な変化をつけながら演奏していました。
そのように、まずはスネアドラムとしてどのような役割があるのかという事をしっかりと把握して、基礎練習を進めていく事が重要ではないかと思います。
スネアドラムの第一歩とは、紛れもなく役割を知ることから始まるのです。
スネアドラムには豊かに
パーカッションの中で最も重要な楽器と言っても過言ではないスネアドラムについてのお話を進めていますが、そのスネアドラムの役割をしっかりと把握する事が第一歩であるという事を言いました。
実際にスネアドラムの練習を始めてみれば分かると思うのですが、その練習内容はどのパーカッションの楽器の中でも一番過酷と言っても間違いは無いのです。
基礎練習が凄く必要になってきて、リズムをメトロノームと同じような感覚で打てるようになるまで必死に練習しなければいけないのですが、スネアドラムにはその他にも知っておけば役に立つコツがあるのです。
その中の1つとして、表現力を豊かに持つ事なのです。
私がスネアドラムを始めた時には、全くといって良い程リズム感が無かったのでとにかく表現力や曲に溶け込んでいくだけの力は身に付けておこうと思っていました。
リズム感が多少無くても、曲にさえ溶け込んでいればスネアドラム自体が変に目立ってしまうこともありませんし、聴いている人からしても違和感をさほど感じないのです。
だからこそ、初心者の方であれば実行してほしいのですが、まずは表現力を豊かに持って曲に溶け込んでいく意識をしっかりと持って欲しいのです。
きっとそれだけでも、スネアドラムの奏者らしく見えてくるのです。
スネアドラムには、まず表現力をしっかりと持って曲に溶け込んでいく努力をしましょう。
最初は誰でも初心者なのですが、これくらいであれば意識すればきっと出来ていく事だと思います。
楽譜を読める力
パーカッションの中でもリズムの中心を支える楽器としてスネアドラムが必要である、というお話を進めていますが、その中でもスネアドラムには表現力を持って曲に溶け込んでいく力があれば良いと言いました。
実際に、楽曲の中でのスネアドラムにはリズム感や表現力のあるプレイヤーが最も優れていると思われるのですが、そのような良いパーカッショニストになる為にもまずは、次の事に意識してほしいのです。
どんな楽器であっても絶対に存在するのが楽譜なのですが、そのスネアドラムの楽譜をしっかりと正確に読める力もまた必要になってくるのです。
これを初心者の方であれば、間違った読み方をしないように覚えて欲しいのです。
私もスネアドラムを始めた時には、先輩から楽譜の読み方を1から教えてもらいました。
実際にスネアドラムの基礎練習から始めて行くのではなく、この楽譜の読み方を優先して覚えさせられたのです。
どうして楽譜を読む力が必要なのか、と疑問に思われるかもしれませんが、実際に楽曲のスネアドラムを符読みしていくようになれば、この楽譜を読める力がかなり必要になってくるのです。
むしろ、符読みをスムーズに行うには楽譜を正確に読める力が無ければ絶対に出来ないのです。
スネアドラムの楽譜には様々な表現方法やリズムのテクニックが記載されています。
それらの記号や音符を1つ1つ調べなくても理解出来ている事が、スネアドラムを始めていく為には絶対に重要になってくる事を忘れてはいけないのです。