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目立つところは思いっきり目立つ
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バンドのドラムと言えば、一見華やかなパフォーマンスをして目立つ楽器として思われる方は少なくは無い思います。
しかし実際のところ、ドラムとは基本的にリズムを支える事や、曲の安定感を取る事がほとんどであって、ボーカルやギターに比べて、控えめな存在である気がするのです。
だからこそ、ドラムには目立つところで思いっきり目立つと言う気持ちを忘れてはいけません。
曲中でドラムが目立つところと言えば、たいていがフィルインであったりドラムソロではないでしょうか。
と言っても、曲中のフィルインであれば長くて2小節、ドラムソロと言えば長くて4小節くらいかと思うのでこの時間は思いっきり叩くべきなのです。
私が以前バンド活動をやっていた時にライブをした事があるのですが、その当時の私のバンドの映像を録画してもらいました。
後で何度も何度も振り返ってみる事があるのですが、ライブ中だと真っ暗なステージなのでドラムなんてほとんど存在感が無いのです。
もちろん聴覚に入ってくるドラムはあるものの、視覚で見る事ができるドラムとは全然目立たないものなのです。
だからこそ、目立つところでは思いっきり目立つ、という事をドラマーであれば忘れてはいけない事なのです。
ドラムを上達するにあたって、曲中で目立つ箇所では思いっきり目立つ必要があります。
ドラムを上手く見せる事も、思いっきりプレイしたほうが伝わりやすいので、その意識を常に持っていくべきだと思います。
ジャンルによってスネアを変える
ドラムにとって最も拘るべき楽器は、もちろんスネアドラムだとおっしゃる方は多いと思うのですが、そのスネアドラムにも何百種類と販売されています。
楽器屋さんに行けば、スネアドラムの種類は数え切れないくらい、そのスネアドラムの各値段も全て、バラバラになっていることだと思います。
自分のマイスネアを持つにあたって、どれが良いのかと考えてしまう方々は結構いると思うのですが、それは案外難しくないものなのです。
その方法とは、自分のやっているバンドや好きなバンドのジャンルが何なのか把握しておく事です。
スネアドラムには、ジャンルによって様々な種類の物が販売されています。
もちろんロック系のスネアであれば、有名なロックバンドのドラマーが仕様しているモデルのものも多く販売されているのです。
要するに、自分に合ったスネアとは自分の好きな音楽のスネアを買えば良いわけなのです。
私は現在、様々なジャンルの音楽を担当していますが、その中でもジャンルに応じて毎回スネアドラムを変えています。
ジャンルも分からない時であれば、楽器屋のスタッフさんに自分の好きな音楽を聴いてもらって、この曲のスネアドラムが欲しい、と無理を言ったこともありました。
音楽のジャンルによって、使用するスネアドラムを変える、それがドラム上達の1つの鍵になってくるかもしれません。
音楽を熟知している方であれば、曲によってスネアドラムがマッチしているか分かる方までいるのです。
スネアドラム1つで、音楽のジャンルを判断できるくらいになれば、更に良いドラマーになることでしょう。
バンドサウンドを作っていく
バンドをするにあたって、それぞれオリジナルのバンドサウンドと言うものは、どのバンドにも必ず存在するものです。
プロのアーティストの曲を聴けば分かると思うのですが、曲のイントロが始まった瞬間に、これはあの人の曲だ、と当ててしまう方も少なくないと思います。
それくらい、各バンドにはバンドサウンドという物が絶対にあるのです。
私が昔アマチュアでライブをやっていた時に、ある専門家から言われた事がありました。
君のバンドはバンドサウンドから作るべきだよ、と言われたのです。
私にとってそれがどう言う事か理解できなかったのですが、ドラムをやっていくうちにだんだん分かってきたのです。
それはドラムのスネアドラムの音や、ベース、ギターの音である共通点を作る事が大切なのです。
音に共通点と言っても中々難しいと思うのですが、簡単に言えば、言葉にして表せるくらい自然と感じる共通点でよいのです。
例えば、音が凄く重たいとか、音圧がとても軽いとか、その程度で十分なのです。
その共通点が楽器ごとにだんだん固まっていく事で、バンドサウンドというものが仕上がっていくのです。
バンドサウンドを作っていく事は、ドラマーにとってもとても大切な事です。
単純に耳に入ってくる音、その中で全ての楽器に同じ共通点を見つけていく事で、バンドサウンドには変化が生まれてきます。
もしドラムを上手に見せたいのであれば、このバンドサウンドが綺麗だと、より一層自分のドラムが引き立ってくる事だと思います。