私がこの漫画と出会ったのは、アニメからでした。
テレビで見ていて、原作を見たい!と思ったのが始まりです。
名探偵コナンは、推理がホームズを連想するほど筋道がしっかりしていて、自分が探偵になったように集中して見てしまう漫画です。
一巻目を見て、こんなに乗り込めるものだとは思いませんでした。
目次
【キャラクターはみんなお酒の名前】
名探偵コナンの見どころは、何と言っても、悪の組織との駆け引きです。
コナンは、小学校の友達と何度も事件を解決しながら、悪の組織がいつ現れてもいいように、多くの情報を集めていきます。
警察関係とのつながりも確実なものにしていく中で、悪の組織の実態がはっきりしてきます。
悪の組織は、それぞれ洋酒の名前が付けられ、世界でも有名なものばかりです。
作者がお酒好きだというだけではなく、かなりのマニアだということが、大人のファンが多い理由の一つです。
【途中参加の怪盗キッドは優しさが仇となる】
途中から出てきたキャラクター怪盗キッドは、そのマジシャンのいでたちと鮮やかな逃げっぷりに感心してしまうキャラクターです。
がむしゃらに追求していくコナンとは違い、冷静に計画し、途中であきらめることもしばしばです。
狙った獲物でも、持ち主に感情移入すると、わざと偽物を盗んだり、時には、最初からあきらめることもあります。
子供に対して、優しさがあり、自分が子供だった時の思いがふと思い出すシーンは、せつなくなります。
【好きなキャラクターは園子お嬢様】
たくさんのキャラクターの中でも、好きなのは鈴木園子です。
鈴木財閥の次女で、国を動かす力を持つ一家は、家宝が狙われる事件に度々登場します。
鈴木園子は園子お嬢様と呼ばれ、絵に描いたようなセレブな生活をしています。
鈴木園子は、いつも明るく、豪快に笑うシーンが特徴的ですが、ふと、真面目な顔になり、深刻に話すシーンは、いつも物事に対して、真面目に取り組み、真っ直ぐな気持ちを持つ性格だと言うことが分かります。
豪快に笑うのは、その真面目な性格を隠すためのカモフラージュです。
親友の毛利蘭のことをいつも第一に考え、健康状態を心配してくれます。
こんな親友がいたら、どんな大変なことがあっても、心強いだろうなあ、と思います。
事件のメインになる時もあり、鈴木園子は注目のキャラクターです。
【名探偵コナンはホームズ好きにはたまらない】
名探偵ホームズのシリーズが好きで、小説をしっかり読んだ方には、名探偵コナンは、特に楽しめる漫画です。
ホームズに関係する名前があちらこちらに使用されています。
コナンドイル原作で、そこからコナンの名前が付けられたことからも明らかです。
同じく英国のアガサクリスティの推理小説からも、博士の名前に使用されています。
ホームズを崇拝するコナンという設定なので、ホームズ好きにも楽しめる漫画です。
コナンは巻数がとても多いですが、事件は解決することが多いので、読み切りとしても楽しめて、たまに、以前出会ったキャラクターと再会するシーンもあるので、見返すことも楽しいです。