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まず、主人公の黒子テツヤは、中学では強豪帝校中学校にいました。

努力を忘れた事はありませんが、体力が無くて監督やチーム関係者からは辞める事を勧められていました。

それを親友の青峰大輝が止めてくれて、赤司征十郎が黒子の性質を活かす事ができたので、辞めるどころかレギュラーになれました。

友情の厚さを感じると同時に、自分の不甲斐なさを感じる場面でもあります。

自分が黒子テツヤだったら、やっていける自信がありません。

こうして、幻のシックスマンは誕生しました。

諦めない心や努力は、必ず良い結果を生むのだと信じさせてくれる瞬間でした。

黒子は気配を消したり、視線誘導を得意とするプレーヤーなので強い人にも重宝されています。

こんなタイプの子、昔いたな等と思う部分もあったり、努力の仕方は人それぞれで合った方向にしていればいい事をわからせてくれたり、本当の強さとは何かを学ばせてくれるキャラクターだと思います。

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次に、見所は、名前がその登場人物の性格を表しているところかもしれません。

特に、赤司征十郎は全てを司り、十人以上を征服するような性格をしているので、漫画を見ながら思いを巡らせると笑えます。

そして、友達に離れていかれて淋しいという中学生や高校生の時特有の感情が、リアルに表現されています。

思春期は上を目指して友達を代えていったり、どうしても離れなければ自分の向上が見込めないと勘違いする時期なので、誰もが感じた事のある気持ちだと思います。

結局、勝ちに必要だったのは、仲間だと教えてくれたサードシーズンの最終回が良かったです。

それから、緑間真太郎というキャラクターが大好きです。

おは朝占いを信じて試合に狸の信楽焼きを持って来たり、リアカーを仲間の高尾和成とじゃんけんで引いて試合会場まで行ったりと行動だけでも笑えるのですが、『~なのだよ。

』と語尾につけたり、突っ込みを入れたくなるような発言をするので見ていて飽きません。

こんな人が学生時代に同級生だったら、最高だろうなと思わせてくれる程楽しいです。

しかも、美形に眼鏡というギャップがまた、溜まりません。

声もカッコいいのに、何故かおかしい不思議なキャラクターです。

3Pシュートをする時に、残り時間数秒であり得ないくらい喋るシーンが面白いです。

しかし、努力はピカ一でカッコいい部分も多いので一緒にいたら、その周りの人も頑張れると思います。

また、黒子テツヤの飼い犬2号に、リアカーにおしっこされるシーンも面白いです。

高尾和成も緑間真太郎の相方には良い相手で歌を歌ったり、緑間真太郎の頭にお好み焼きを落として殴られたりするシーンが最高です。

最後に、今、黒子のバスケは終了していますが、Extra gameで敵になった元チームメイトが仲間になるので感動します。

中学生の頃と高校生になってからの自分の変化や向上、仲間への信頼の築き方、悪い人はどこにでもいて乗り越えていかねばならないと思わせてくれる漫画なので、見る価値は充分です。