Pocket

  [スポンサードリンク]

目次

良質な睡眠は人それぞれ違います

睡眠は、肉体の疲れを取り、筋肉の損傷を修復したり、美肌を作ったり、健康と若さを維持する大切なものです。

理想的な睡眠時間や良質な睡眠とはどのようなものでしょうか。

理想的な睡眠時間とは

人間の睡眠リズムには、浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)があります。

suimin

レム睡眠

レム睡眠は覚醒状態に近く、この時に起きると目覚めが良くすっきりします。

ノンレム睡眠

ノンレム睡眠は脳が休んでいる状態であるため、この時に無理に起きると不快な目覚めとなります。

朝すっきりと目覚めるためには、レム睡眠の時に起きるようにするのが良いとされています。

理想的な睡眠

現在の日本人の平均睡眠時間は7時間ほどですが、実際の睡眠時間にはかなりの個人差があり、3時間程度の睡眠時間で十分という人から、10時間以上眠らないと十分でない人まで実にさまざまです。

理想的な睡眠は、長時間眠ることではなく、「質の良さ」にあります。

また、すべての人に何時間の睡眠が必要という決まりはありません。

人それぞれ、生活習慣や年齢に応じての睡眠が大切であり、「何時間」と決められるものではありません。

それぞれの睡眠サイクルが正常に働いて、覚醒状態のレム睡眠時に起きられることが一番理想的な睡眠なのです。

眠りについてから3時間ぐらいは成長ホルモンが分泌されるなど、体の修復作業の時間帯となります。

入眠してからの3時間は熟睡できる環境にあることが理想的です。

年齢ごとに違う睡眠と起床時間

幼児期は早寝で睡眠時間が長くなります。

早々と眠るわりには朝も遅く、その上昼寝もします。

「寝る子は育つ」といわれるように子供はとにかくよく眠ります。

成長してから10代までは夜型で数日の夜更かしや徹夜も平気です。

30代以降には徐々に朝型になり、高齢になればなるほど早起きとなります。

  [スポンサードリンク]

睡眠不足は受験生の大敵

受験生はどうしても夜更かしになりがちですが、受験生にとって睡眠不足は大敵です。

睡眠不足のままどんなに長い時間勉強しても、勉強の内容が脳に記憶されず、せっかくの努力が台無しになってしまいます。

受験生は根を詰めて勉強に没頭しやすく、夜更かしを続けてしまいます。

夜更かしが続くと慢性的な睡眠不足になってしまいますので、家族が協力して最低でも6時間の睡眠時間を確保してあげましょう。

寝だめ、食いだめは効果なし

人間の体は長い時間を眠れば眠るほど疲れがとれるわけではありません。

平日の仕事の疲れから「ここぞ!」とばかりに休日に思いっきり眠る人が多いですが、これは全くの逆効果です。 

普段以上に眠ることで睡眠のリズムと体内時計が狂って余計に疲れてしまいます。

多少の寝坊で体内時計が崩れることはないですが、休日も平日同様に起床するか、遅くても1~2時間超過でとどめましょう。

良質な睡眠で痩せ体質へ

良質な睡眠をとると食事制限をしなくても痩せることが出来ます。

痩せる理由は「ホルモン」です。

「痩せホルモン」といわれる成長ホルモンが睡眠中に分泌され、痩せ体質になれるのです。

成長ホルモンは22時~3時までの間に分泌されるといわれていますので、この時間帯にはしっかりと眠りましょう。

良質な睡眠は人それぞれです。

成長期の子供や脳を酷使する受験生はある程度の睡眠時間が必要ですが、なるべくぐっすり眠れすっきり起きられる時間帯を見つけましょう。

その人にとっての快適な睡眠時間こそが理想の睡眠時間であり理想的な睡眠となります。

自分だけの快適な睡眠を見つけることが大切です。