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血界戦線『異世界というありきたりなテーマを・・・』

最近流行りの異世界転生・転移モノ・・・ではなく、異世界の方が丸ごとやって来ちゃった現実世界、元ニューヨークがあった都市“ヘルサレムズ・ロット”が舞台の漫画です。

世界滅亡が日常茶飯事で、登場人物(?)が8割方人間じゃないとんでも仕様。

主要人物がめちゃくちゃ強い、けど敵はもっと強い、けどギリギリで勝っちゃうという胸アツな展開ががっつり詰め込まれたバトル漫画です。

異世界といえば剣と魔法!とか半獣人!とかファンタジーな感じが多いのですが、この漫画はファンタジーとSFと現実を混ぜて練って伸ばして叩いてクールに形作った感じです。

はい、よく分りませんね。

でもそんなよく分からない世界観を時にはカッコよく、時には可愛く、時にはコミカルに描いた、異世界がこっち来たよ!?な作品です。

画力的には好き嫌いが分かれると思いますが、その画も独自の異世界を表現する一要因になっていると感じます。

また、異世界が来ちゃったから、向こうにも行くかというと、そんな事はないのです。

何故なら異世界はこちらの常識が全く通じず、言葉では言い表せない超常を日常とした世界、現実世界の生物には天然の不可侵領域である魔境として設定されています。

なので、そんな所から来た人物(?)や技術は凄まじい力を有しているのです。

それこそ現実世界滅亡レベルの力を。

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血界戦線『秘密結社ライブラメンバーと異世界人たち』

さて、そんな独自の超怖い異世界の隣で繰り広げられる日常を激しく描いたこの作品で舞い踊るのは、秘密結社ライブラという機関のメンバーたちです。

これまた異世界人に負けじ劣らず個性的なメンバーが揃っており、超常の力を漏れなく備えたいろんな方向のスーパーマンたちなのですが、どこか身近に感じる事もできる魅力を持っています。

小さい事で言い争ったり、淡い恋心を抱いていたり、意外だけどよくある趣味を持っていたりと、とても人間臭く描かれています。

また、彼らと争ったり、友人・知人であったりする異世界人もやけに人間臭く描かれています。

外見はどこからどう見ても人間じゃないんですが、趣味嗜好が、あるあるという感じなんです。

ですが、そこは異世界という要素をしっかりと取り入れています。

人間臭いのは人間臭いんですが、ちょっとだけズレてるんですね。

好き!のレベルが異常だったり、痛い!のレベルが体がバラバラだったりと、やっぱり異世界って感じの表現がバリバリ出てきます。

でもでも、どこか身近に感じてしまう不思議。

登場人物を身近に感じさせ、ともすれば引き込まれてしまう重要なファクターになっています。

血界戦線『私的な神漫画!』

私は漫画が大好きでメジャーなものからマイナーなもの、少年漫画も少女漫画も、古いものも新しいものもとにかく雑食に幅広く読んでいます。

その中でも3本の指に入る程の面白さであると感じているのが、この漫画です。

先に述べた世界観や登場人物の魅力はもちろんですが、漫画という枠には収まりきらない魅力があります。

実際にアニメ化もされていますので、そう感じる方がその業界にいたという事でしょう。

正直な所、魅力は語り尽くせません。

もちろん好きな人もいれば嫌いな人もいるでしょう。

しかし、この漫画には人を引き付ける何かがある!面白いと言われる要素を確実に兼ね備えている!そう言えます。

私は第1話を雑誌で一目見た時から物の見事に引き込まれました。

もし、この記事でその魅力を少しでも感じて頂けたら、少しでも興味が湧いたら、是非ご一読ください。

非現実的だけど、もしかしたら・・・という不思議な感覚に包まれる事でしょう。