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『ユキは地獄に堕ちるのか』タイトルに惹かれて買ったコミックス
『ユキは地獄に堕ちるのか』
このタイトルを見た時、ビビッとくるものがありました。
『読まないと』みたいな感じの既視感ですかね。
疑問形のような断定のような曖昧なタイトルがまた魅力的です。
そして、『地獄』という『死』を臭わすような単語が感性をくすぐりましたね。
『ユキは地獄に堕ちるのか』原作は藤原ヒロさん
『ユキは地獄に堕ちるのか』を描いているのは『会長はメイド様』で有名な藤原ヒロさんなんです。
なんとなく絵のタッチが似て非なるものだと思ってたんですが、藤原ヒロさん、漫画によって画法を変えたりしてるらしいです。
『会長はメイド様』と言えば、しっかり者の生徒会長が実はメイド喫茶で働いてるという少々ギャグの効いたラブコメです。
『会長はメイド様』はアニメしか見たことないんですが、結構面白いですよね。
『ユキは地獄に堕ちるのか』は何系漫画?
『ユキは地獄に堕ちるのか』は、不思議な力を受け継いだ六道の血を持つ子供たちが、この世に蘇ろうとする悪しきモノを地の底に返そうとするお話です。
こういうのは何系っていうんですかね。
宗教学的でもあり、ファンタジーでもあり、時代モノでもあり、恋愛もあり、ギャグもあるという不思議な感じのお話なんです。
なんか新しいジャンルな気もしますよね。
宗教学ラブコメファンタジーとかでいいんですかね。
『ユキは地獄に堕ちるのか』現代と過去の同化
主人公のユキの心身には現代のユキと、生まれ変わる前の雪、二人の人物が存在しています。
ユキの体は一つしかないけど、必要な時だけ雪と入れ替わる感じでしょうか。
ユキの身体に、全く正反対の性格を持つ二人の存在ってあって大丈夫なんですかね。
いつか身体に無理がきそうな感じがします。
ジキルとハイドみたいにホントに別人になってしまうので、『これが普通の人間なら耐えられないだろうな』とか、読むたびにいろいろ考えさせられます。
『ユキは地獄に堕ちるのか』の気になるお話
『ユキは地獄に堕ちるのか』は最初の購入する時に持った印象とは全然違うストーリー展開ですが、なかなか面白いです。
コミックスには滅多にはまらない私が見事にハマっております。
先にちょっと触れましたが、この話は六道の力を受け継いだ子供たちが、この世に蘇ろうとする悪しきモノを地の底に送り返すお話です。
ということは、主要メンバーは六人存在するわけです。
六道とは仏教の言葉で、人間がこの世に生まれてくるために必ず通る道みたいなモノですかね。
地獄道・天道・人間道・修羅道・餓鬼道・畜生道のどこかに魂は必ず存在していると言われているんですが、代々長を司る家系が今回の主人公とその仲間たちなんですね。
子供たちは物心ついてからずっと、訳のわからない修行に明け暮れて、力を身につけてきたんです。
『なんの苦労もなく育ってきた』と思われていたユキは、15歳になって一番恐ろしい『身体の乗っ取り』と言う名の覚醒を見せようとしたのです。
意志の強さでなんとか身体を乗っ取られることだけは避けられたユキは、身体に住まう雪の助言を受けながら、他の六道の仲間と旅を続けている途中です。
たんたんと進んでいるようで、まだまだ裏がありそうな『ユキは地獄に堕ちるのか』から今後も目が離せません。