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I Love you Babyは憧れの初恋
I Love you Babyは小森みっこ先生の作品で、絶対両想いなのに付き合うまでに時間がかかる…中学生なりの心の葛藤にやきもきしながらも、心温まるほんわかした内容です。
I Love you Babyの見どころ
小さなころからそのかわいさで騒がれ、誘拐されてしまった過去を持つ美少女の美玲と、小さな身長ながら勇敢で柔道と勉強の両方を両立している芦田智。
智が美玲を助けたところから、二人のお話は始まります。
恋を知らない二人がどんなふうに心を通わせていくのか、最初から最後まで胸がきゅんとするシーンばかりの作品です。
また、中学生という思春期の難しいときに、いろんなことを考えて、体だけじゃなく心が大人になっていく。
その過程がわかりやすく、懐かしくもあり、せつなくもある物語です。
二人が成長しながら恋をしていく姿がこの作品の見どころだと思います。
お嬢様と一般男子の恋って感じでもない
設定では美玲はお嬢様学校に通っているかごの中の鳥状態。
母親に常に管理されているかのような生活をしています。
それでも母親の期待に応えようとがんばり、制限された生活の中でも楽しいことを見つけて楽しんでいるかわいい子です。
一方普通の公立学校に通う智は、警察官の家族を持ちまじめな人物。
柔道に一生懸命取り組みながらも勉強もしっかりとやっているしっかり者。
身長は小さいけれどかっこいい奴です。
二人は学校が違うため、たまに会えることを本当に大切にするんですね。
それがまたいじらしいというか、ついつい応援したくなってしまいます。
智からは、美玲がかわいいから好きになるんじゃない・素敵な人だから好きになるんだなーというのがひしひしと伝わってくるので、心温まります。
王道のラブストーリーですが、それがまた安心感がありますね。
初恋ってこんなふうに自然に始まるものだったかなーって考えてしまうと思います。
I Love you Babyはとにかくイラストがキレイ
小森先生のイラストはとにかく線がきれいなので、見ていて楽しくなってしまいます。
智のかっこよさと美玲のかわいさがばっちり伝わりますね。
中学生からだんだん大人へと成長していく二人の変化も素敵です。
美玲はより美しくなっていきますが、智がとにかくかっこよくなっていきますので、セリフの1つ1つにきゅんとすること間違いなしです。
前を見据える姿、素敵です。
I Love you Babyの自分の心が動いたポイント
美玲が母親に反発をするときがやってくるのですが、「もう子どもじゃない。
ちゃんと考えられるよ?」という気持ちがすごく伝わってくるんですね。
母親が嫌いなんじゃない、自分という人間を認めてほしいんだなーというのがわかるし、反抗期なのではなくて、自立への道を歩み始めるときは、きっとこういうふうに始まるんだなって思うのです。
これを読んだときには、自分もこうだったかなーとか考えたり、これから子どもをもし持ったら、絶対このタイミングで寄り添える存在でありたいなーとか、深く考えてしまいましたね。
読んでみたらそういうことを深く考えてしまうと思いますよ。