七五三とは、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳に、
ここまでの穏やかな生活に感謝し、
これからの健康で幸せな日々を神様に祈るためにお参りする行事です。
主に11月15日に行われますが、
近年では混雑を避けたり、家族の都合を優先したりして、
10月~11月の休日にお参りする人が増えています。
目次
七五三の年齢
七五三の年齢は、昔は数え年を用いていましたが、
今では満年齢でお祝いするのが一般的です。
ちなみに、2014年に七五三を祝うのは、
3歳:平成23年(2011年)生まれ
5歳:平成21年(2009年)生まれ
7歳:平成19年(2007年)生まれ
のお子様になります。
ただし、早生まれのお子様や、兄弟姉妹がいる場合は、
臨機応変に対応して、七五三を祝う年が1年ずれても良いとされています。
七五三のお子様の衣装
基本的な装いは、男女共に和装です。
3歳と5歳の男の子は、「袴着の儀(ちゃっこのぎ)」と言って、
初めて袴をつける儀式で、羽織と袴を着ます。
3歳の女の子は、「髪置の儀(かみおきのぎ)」と言って、
髪を伸ばし始める儀式で、晴れ着に帯を結びません。
7歳の女の子は、「帯解の儀(おびときのぎ)」と言って、
着物に帯を結び始める儀式で、晴れ着に丸帯を結びます。
しかし、現在は和装ではなく洋装を選ぶ人も多く、
写真館でのレンタル衣装は色鮮やかなドレスがたくさんあります。
また、記念写真は洋装で行って、
神社へのお参りは和装で行うこともあります。
七五三の親の衣装
七五三のお祝いのときの親の衣装をどうしたらよいかと悩む方は多いです。
和装にする場合、
お父さんは、紋付の羽織、袴です。
お母さんは、訪問着、附下または色無地です。
どちらもフォーマルな場にふさわしい和装です。
また、洋装にする場合、
お父さんは、スーツにネクタイです。
お母さんは、スーツかワンピースです。
パンツスーツは好ましくありません。
親の衣装選びのポイントは、
お参りに行くので、派手すぎないフォーマルな格好を心がけ、
主役はお子様なので、子供よりも目立たないものを選ぶことです。
女性の場合、肌の露出が多いものや、きらびやかなアクセサリーは場違いです。
七五三にまつわるお金
初穂料
七五三のお参りで祈祷していただいたときに、謝礼として納めるお金です。
神社によってあらかじめ初穂料の金額を決めているところもありますが、
相場は5,000円です。
お祝い金
祖父母や親戚からお祝いとしていただくお金です。
お祝い金の相場は、
知人、隣人の場合は、3,000円~5,000円、
親戚の場合は、5,000円~10,000円、
祖父母の場合は、10,000円~20,000円です。
お祝い金としてではなく、晴れ着や小物を贈ることもあります。