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鋼の錬金術師を知ったきっかけ

この漫画を知るきっかけになったのは、アニメ、初めて見たときは独身時代でした。

土曜日の夕方に放送されていたのですが、漫画で読んでみたいと思い、第1巻から購入して読み出して、独特の世界観、ファンタジー作品と言われながらも、作者である荒川弘氏が、ダークファンタジーと位置づけていたことから、話を読んでいて面白い面がたくさんあったので、一度アニメ放送が終わっても読み続けることになりました。

鋼の錬金術師の見どころ

これは、最終回近くの「お父様」と呼ばれる「小さなフラスコの小人」とも言われるホムンクルスとの最終決戦です。

ホムンクルスとは、「賢者の石」と呼ばれる人の魂で作られた石を入れられた人造人間で不老不死です。

「お父様」と対決するために、主人公のエルリック兄弟、その父親で「お父様」に騙されて自分自身が「賢者の石」になってしまったヴァン・ホーエンハイム、「真理の扉」を強制的に開けさられたマスタング大佐などの戦いが最大の見どころです。

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しかし、もう一つの隠れた見どころは、エドワード・エルリックが、自分の母親を病気で亡くし、弟のアルフォンスと錬金術師の最大の禁忌である「人体錬成」を行い、手足と弟の肉体を奪われてしまいます。

しかし、勇気を出して検証した結果、死んだ人間を錬成することは、不可能すなわち取り戻すことはできないと悟る所です。

誰かを失えば、元に戻すことだってできるはずと願うけれども、それは間違いだという「死生観」を漫画で書くとは珍しいからです。

鋼の錬金術師のおすすめポイント

作者の荒川弘氏の育った環境がかなり反映されているのですが、必ずエドやアルが助けてもらった時に「助かったぜい。

ありがとうよ。」と礼を言うことです。

漫画で主人公が助けてもらったことに、よく礼を言うセリフが多い漫画は少ないです。

荒川弘氏の実家は酪農家で、助け合いが大切だったため、荒川氏は感謝の言葉を自分の描く作品には多く取り上げるようにしているというインタビューを読んだことがあります。

悪に対しては「立てよ!ど三流!」というのは定番ですが、助けてもらって希望をもらったことに対しては、感謝の台詞は必ず入っています。

その反面ですが、謝る言葉も丁寧に入っています。

最後の戦いが終わり、弟の肉体と精神を取り戻す為に、どうすればいいかエドが悩んだ時に、父親のホーエンハイムが「すまなかった。

お前達を見捨てて出て行った報いだ」と謝っています。

国の存亡を守るために、ホーエンハイムは家をでてのですが、自分が賢者の石であることに、父親として自信がなかったからです。

しかし、自分の死期を悟ってのことで「すまなかった」と謝っています。

このシーンは、涙なしでは読めません。

鋼の錬金術師のアニメ化及び実写化へ

アニメ化は2度行われていて、1回目は、アニメと原作の進行速度が合わず、アニメは独自路線を走ったために、失敗に終わっています。

2度目は、2009年から約1年間、原作終了とほぼ同時で原作から外れることなく終了しています。

2度目に関しては、1回目の失敗をしないよう、ファンの期待を裏切らないように慎重に動いたことや、原作とアニメの終盤が同時になり始めた時に、荒川氏が丁度妊娠・出産をしながらも連載をしていたので、十分な話のストックはありました。

しかし、アニメの事を考慮して連載の執筆をしながら、アニメの制作会社に先のストーリーと絵コンテを送っていたので、ほぼ同時の終了ができたとインタビューで答えています。

ちなみに作者は、男性名ですが、女性です。

実写化が発表されていますが、ファンからはかなりのブーイングが出ていますが、荒川氏からは特別なコメントは発表は出ていません。