目次
トマトはやっぱり自分で育てたい!
夏の食卓に彩をそえる「トマト」
トマトには通常の大きなトマトからミニトマトまで
色々な種類が品種改良されています。
ミニトマトは、料理のアクセントに大活躍。
お弁当にたった1個入れただけでも
お弁当をぐっと引き立てる縁の下の力持ち的存在です。
トマトは手軽にビタミンCが摂れる供給源として優秀な夏野菜です。
トマトに含まれる活性酸素除去効果に優れたリコピンは
油に溶けやすい性質があるため、トマトは油を使った調理法がおすすめ。
「トマトが赤くなれば医者が青くなる」といわれる健康野菜。
ガンや生活習慣病を予防する効果に優れた万能野菜のトマトを
家庭で育ててみませんか?
いざ!トマト栽培:準備編
初心者にはプランターでの栽培をおすすめします。
トマト栽培に必要なものは以下の通り。
・プランター(大型のもの)
・トマトの苗
・培養土
・鉢底石
・支柱
・肥料
トマトを植えよう!
・プランターや鉢の底に鉢底石を敷き、培養土を8分目ほど入れます。
・トマトの苗を植えつけます。
・支柱を立てて苗を支えます。
トマト植え付け後の注意点
誘引
トマトの苗を植えた後は、真っ直ぐに生長するよう
紐で茎と支柱を固定します。
芽かき
主枝を生長させるため、わき芽が出たら「芽かき」をします。
わき芽とは、葉や茎の付け根から出る芽のことです。
トマトの実を大きく作るためには「芽かき」は不可欠です。
追肥
植え付け後1ヶ月後から週一回程度の追肥をします。
水やり
トマトは雨の少ない南米が原産地ですので、
過剰な水分は控えた方がより甘いトマトが出来ます。
水の与えすぎには注意しましょう。
摘心
プランター栽培の場合は、支柱の高さまで生長した時点で
枝の先端を切って生長を止めます。 これは、実の生長を促すためです。
トマトの病気に注意
梅雨時期には「うどんこ病」や「青枯れ病」が起こりやすくなります。
これらを解消するには薬剤散布で対処しましょう。
雨と日照りを繰り返すことで、「尻割れ」や「穴あき」が起こりますが、
これは病気ではありません。
たくましいぞ!トマトの生命力
トマトは非常に生命力の強い植物であり、
ひとつの苗からたくさんの子孫を増やすことが可能です。
芽かきの段階で摘み取ってしまうわき芽を挿し木にします。
こうすると、茎から根が伸びて根付きます。
挿し木のトマトは、葉や茎の生長に根が追いつけず、
実付きが悪くなりがちだといわれますが、
不要な枝葉を落とすことで生長が鈍り、実が付くのです。
元の苗ほどの期待は出来ませんが、一度わき芽を挿し木にして
トマトの生命力を観察してみるのもおすすめです。
野菜栽培は奥が深く、日々の生長が楽しみでもあり
無事に収穫を迎えた時の達成感は何ものにもかえがたい
貴重なものとなるでしょう。
家庭でトマトを食べる目的で始めたトマト栽培なのに、
いつの間にかトマトを育てる過程そのものが楽しくなってしまうこと
間違いなしです。
はじめましょう!トマト栽培。