一度はトライ!自宅できゅうりを育ててみよう!
トマト、ナスと並んで家庭菜園で人気のある夏野菜「きゅうり」。
採れたてのきゅうりをまるかじりした時の瑞々しい香りは
まさに「夏だな~」とうっとりしてしまうほど。
採れたてをそのままガブリ!
浅漬け、サラダに和え物、炒め物・・・
細くて頼りないその容姿でも、きゅうりにはビタミンCやカリウム、
カロチンなどの栄養素が豊富に含まれていますので、
とっても優れた野菜なんです。
こんな素敵な野菜は是非、家庭菜園で育てることをおすすめします。
野菜作りが初めての方にもきゅうりは育てやすい野菜です。
マンションなどで栽培が出来ない場合や
初心者にはプランター栽培がおすすめ。
初心者でも簡単にお手軽に作れるプランター栽培法を伝授します。
きゅうりの植え付け方法
種まき、植え付けは4月下旬~5月に行います。
きゅうり栽培が初めての初心者には、苗から育てることをおすすめします。
きゅうりの苗には、通常の苗と接木苗とがあります。
接木苗とは、害虫に対する抵抗性を施してある苗のことで、
通常の苗より扱いやすく、初心者にも育てやすいためです。
葉が張っていて葉の間が詰まっている、茎が太くしっかりとした苗を選びます。
きゅうりは根の量が多いので、通気性の良い土壌を好みます。
プランターは乾燥しやすいため、保水、水はけ、肥料もちの良い土を
使用しましょう。専用の培養土がおすすめです。
土の量が多い環境ですと野菜が良く育ちます。
持ち運びなども考えて15リットルぐらいの容量が良いですね。
支柱ホルダー付きの「菜園用プランター」は便利です。
プランターに培養土を8分目ほど入れ支柱を立てます。
支柱の横に苗を植えます。
植え付け後、水をたっぷり与えます。
苗の葉に水がかからないよう、根元にかけましょう。
定植後は植え付け2週間目から2週間に1回の追肥をします。
この時に枝の整理をします。
地上30センチぐらいの高さまでのわき芽、花芽をすべて取り除きます。
風通しを良くして病気を防ぐために必要な作業です。
親づるを支柱の高さで止めます。これは摘心という作業です。
この作業を行うことで実へ養分が届きます。
きゅうりは生長が早く、一日に数センチ伸びます。
放置しておくとすくすく育ちすぎて巨大なきゅうりへと変貌し
株自体も弱ってしまいますので、毎日きゅうりの発育具合を観察して、
育てすぎないように注意しましょう。
およそ20センチ前後の長さで収穫するのが良いでしょう。
きゅうりの害虫対策
きゅうりは、新芽の時は「アブラムシ」、
生長すると「べと病」「うどんこ病」「ハダニ」などの被害が発生します。
丈夫で健康な苗を選び、良い土に元肥をしっかり与えて
植えることが病害虫対策の基本であり、
生育期に摘心やわき芽摘みをきちんと行い、
一枚一枚の葉に日が当たるよう風通しをよくして
健康に育てることが害虫や病気を防ぐことにもなります。
失敗を怖がらずに是非一度やってみることをおすすめします。