目次
こんにゃくの栄養素!嬉しい効果や注意点は?
こんにゃくと言えばカロリーが低いというイメージですが、
一体どんな食材なのでしょうか?
こんにゃくのカロリーや栄養素、
こんにゃくの栄養から得られる嬉しい効果などについて、
ご紹介していきたと思います!
こんにゃくとはどんな食材?
こんにゃくはサトイモ科の、
コンニャクイモから作られている食材です。
こんにゃくの原産地はインドシナ半島で、
日本には平安時代頃に入ってきたと言われています。
こんにゃくはカロリーがとても低く、
板こんにゃく一枚(300g)中、21.0Kcal程度です。
これはご飯14g程度と同じくらいのカロリーです。
因みにご飯14gとは、握り寿司2/3個程度の量です。
こんにゃくに含まれている栄養素は?
こんにゃくに含まれている栄養素は、
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、
亜鉛、鉄、銅、食物繊維などです。
しかしこんにゃくの成分は97%が水分で、
残りの3%が固形物のため、
含まれている栄養素の量はごくわずかなのです。
そのためカロリーもほとんどありません。
唯一多く含まれている栄養素は食物繊維で、
サツマイモや里芋よりも多く含まれています。
板こんにゃくであれば100g中、
2.2g~3.0gの食物繊維が含まれています。
食物繊維を多く含んでいると言われているサツマイモでも、
100g中1.7g~2.0gなので、
やはりこんにゃくが含んでいる食物繊維は多いですね。
こんにゃくの栄養にはどんな効果がある?
こんにゃくに含まれる栄養素は少ないですが、
人間の体にとって嬉しい効果がいくつかあります。
こんにゃくの嬉しい効果①「美肌効果」
こんにゃくには、セラミドという成分が含まれています。
このセラミドは皮膚を潤す働きがあるので、
肌のうるおいを保ってくれる効果が期待出来ます。
またこんにゃくに含まれるセラミドには、
アレルギー物質の侵入を防ぐ働きもあると言われています。
しかしセラミドは、精粉で作られた
こんにゃくにはあまり含まれていません。
セラミドを多く含むこんにゃくは、
生芋から作られたこんにゃくになりますのでご注意ください。
こんにゃくの嬉しい効果②「ダイエット」
こんにゃくに含まれている食物繊維は
グルコマンナンと呼ばれる、
グルコースとマンノースが結合した水溶性食物繊維なのです。
グルコマンナンの特徴は、
水と一緒に摂取すると膨張するということです。
なのでこんにゃくには、
食べ過ぎを防いでくれる効果があります。
そしてグルコマンナンには便通を促進する効果もあるので、
便秘の解消も期待することが出来ます。
こんにゃくに関する注意点は?
こんにゃくはカロリーが低いですが、
やはり食べ過ぎには注意が必要な場合もあります。
けいれん性便秘や神経過敏症の方、
おなかに炎症性の疾患がある方は、
こんにゃくを食べ過ぎると便秘が酷くなる場合もあります。
こんにゃくは確かにカロリーが低く、
食物繊維を多く含んでいる食材ですので、
栄養が少なくても嬉しい食材の1つですよね。
しかしどんな食材でも言えることですが、
なんでも“食べ過ぎる”というのはよくありません。
栄養やカロリーををきちんと摂取するために、
バランスの良い食事を心掛けて下さいね。