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お通夜の数珠について知りたい!数珠の持ち方は?意味はあるの?
お通夜やお葬式といえば、数珠をもって行くのがあたりまえになっています。
でも、どうして数珠が必要なのだろう?
あまりその由来や意味を知らずになんとなく持っている方もいるでしょう。
そこで今回は、お通夜の数珠について意味や使い方をご紹介しようと思います。
数珠の意味は?
数珠はもともとは古来インドのヒンズー教の司祭が使用したことが始まりと言われています。
インドは仏教の発祥の地。
日本では仏教徒が使用するようになったのが鎌倉時代です。
もともとは、魔除けや福の授受の意味があり持っているだけで効果があると感がられていました。
そして、仏教では数珠は仏様やご先祖様を拝む際に使用されるもので、拝む数を数えるためにあります。
その珠は108個からなり、人間の煩悩の数となっています。
現在は略式の数珠を使われることが多くなっています。
基本的には、お通夜には数珠は必須です。
数珠は1人1人の身代わりともなる仏具なので、所持していることが大切です。
お守り的なものと考えて、普段から携帯していてもよいでしょう。
ただ、自分の宗教が仏教でない場合には数珠をもっていないのが当たり前です。
それをとがめられる必要もありません。
ですから、宗教上数珠をもっていない場合には、手を合わせるだけでかまいません。
決して誰かに借りたりすることのないようにしましょう。
数珠の使い方は?
数珠には正しい使い方がありますので、この機会に覚えておきましょう。
数珠はまず座っている時には左手首にかけます。
立っている時は房を下にして左手でもちます。
長い数珠の場合には二重にして持っても構いません。
仏教では左手が仏様の清浄な世界で、右手が信仰の世界と意味しています。
焼香するときのマナー
焼香するときには、数珠を親指と人差し指の間で挟んで4本の指にかけます。
両手をしっかり合わせて、指を伸ばします。
これで焼香しましょう。
使わない時には、カバンかポケットにしまっておきます。
お焼香をする際の数珠の使い方については、宗派によっても異なる場合があります。
気になる場合には事前に宗派を確認したり、数珠の使い方を確認してみると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、お通夜の数珠についてご紹介しました。
数珠と言えばお通夜やお葬式に必須アイテムと考えますが、もちろん自分の宗教では必要ない場合には持っていなくても構いません。
故人の事を思って祈る気持ちがあればとくに問題がないということも覚えておきましょう。