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海の日があるなら山の日もあって然るべき!?
8月に祝日が増えますね。
8月11日が「山の日」として制定され、
2016年から施行されるそうです。
山と親しみ、山の恩恵に感謝することが山の日の意義らしいですが、
11日が休日になるとお盆休みと連動してかなり長期間の休みになることも。
夏休みに入ってしまう学生にとってはあまり意味がないことかもしれませんが、
大人にはありがたい祝日になるのかもしれませんね。
山の日が制定された理由
山の日の制定にあたり、国会では賛否両論あったようです。
8月12日も候補にあがったといわれますが、
日航機墜落事故が起きた日を祝日とすることを避け、
最終的にはお盆に長期休暇をとりやすい8月11日に落ち着いたとのこと。
8月12日を祝日にすることに懸念を示したのは小渕優子議員だそうですが、
日航機墜落事故で家族や大切な人を失った人にとって、
12日がどんな日であるかを考える時、これは当然といえば当然のこと。
誰もが気付くべき部分といえますね。
ただでさえ祝日が多いのに、海だ山だと言い出したらキリがない
という反対意見もありますが、働き詰めの人にとって
休日は心身ともに休息の日。
やはり休日はありがたいものです。
山の日の由来・意義
昔は、「飛び石連休」といって、休日が平日を挟んで並ぶことが多く、
一週間のうちに休日が一日でもあるととても嬉しかったものですが、
一部の祝日を月曜日に移したことから、
現在は飛び石連休の言葉さえも聞かれなくなりました。
今回制定された「山の日」は、
「山に親しむ機会を得て山の恩恵に感謝する」という由来を持つので、
富士山が世界文化遺産に指定されたことも含めて、
自然を大切にする精神を養うためにも意義のある祝日なのでしょう。
山の日と山岳信仰
山岳信仰の傾向が強い日本人にとって、山は特別な存在です。
日本をはじめとして、チベットやネパール、三東省、雲南省、四川省、
インドのラダック、ペルーなども山岳信仰心が強い地域といえます。
聖なる山として有名なヒマラヤ山脈もその地形は険しく、
人間を容易に寄せ付けないことが幸いしてか、
人間の破壊を受けずに本来の自然の姿を保っています。
大自然の山々の景観は人々の心を魅了して止みません。
山の日として制定された休日が2016年に施行されることで、
国民の山へ対する意識がちょっぴり変わってくるかもしれませんね。
「山の日」は大自然を知るためのチャンス。
日本や世界遺産にも登録されている世界の山々について
学んでみるのもおすすめです。