目次
盛夏 光と海とねぶた祭り
真夏の空の下、圧倒される迫力と色鮮やかなねぶたの運行と
熱気溢れるハネトのパワーが最大の魅力でもある東北最大の夏祭り。
全国の中でも人気のお祭りとして上位に位置するねぶた祭り。
ねぶたを制作する「ねぶた師」は、その年のねぶた祭りが終わると
すぐに翌年のねぶたの構想に入るのだとか・・・
ねぶたを知れば知るほど、ねぶた祭りの壮大さに驚くばかり。
青森ねぶた祭りの魅力、再発見です。
ねぶた祭りとは
日本の火祭りである「青森ねぶた祭り」は、
毎年8月2日から8月7日に青森県青森市で開催される、
およそ300万人を超える人出を数えるお祭りです。
20数台もの大型ねぶたが出陣しますが、
2日~6日は夜間運行、最終日は昼間運行となります。
最終日の夜には花火大会と海上運行が開催されます。
ねぶたの起源
ねぶたの起源については諸説ありますが、
七夕まつりや眠り流しが変形したものと考えられています。
ねぶたのい・ろ・は
・ねぶたの大きさ 高さ5m、幅9m、奥行き7m、重さ4t (運行用台車の高さ2mを含む)
・使用される電球 約800~1000個
・運行にかかる費用 一台につき約2,000万円。
・制作期間 約3ヶ月間
・一台のねぶたに参加するハネト 1,000~3,000人。
明治から大正にかけて、ねぶたは背が高く、立った姿勢でしたが、
電気の普及によって張り巡らされた電線にねぶたが引っかかってしまうため、
電線を避けるために姿勢の低い現在のねぶたに変わってきたといわれます。
ねぶたの運行
ねぶたは青森市内の国道4号線、八甲通り、平和公園通り、
新町通りで囲まれたエリアの全長約3.1㎞が運行コースとなります。
JR青森駅から徒歩10分、青森中央ICからは車で約15分で到着します。
ねぶたは車道で運行されますので、歩道での観覧となります。
ねぶた祭りへの参加
ねぶた祭りには観光客でも「ハネト」として参加ができます。
正式な衣装をまとっていれば、どのねぶたへの参加も自由です。
ハネトの衣装は、花笠を除いて一式5,000円程度で
デパートなどで購入が可能です。
衣装のレンタルと着付けを行っている所もあります。
ハネトの熱気がねぶた祭りを盛り上げます。
観光客でただ観ているだけなんて寂しすぎますよね。
若い方は積極的にハネトとしてお祭りに参加することをおすすめします。
ツアーで行く場合は、なるべく大手旅行会社に依頼するようにしましょう。
個人で行っても、ホテルは予約満杯で宿泊できない恐れがあります。
お金に余裕があれば八甲田ホテルやホテル青森がオススメです。
ねぶた師
山車やねぶたを作る製作者を「ねぶた師」といいます。
現在のねぶた師は十数人ほどといわれます。
ねぶた師の報酬は約400万円ですが、その大半を材料費、
電気工事などに費やすため、ほとんど報酬はないようなものです。
青森のねぶた祭りは、自由でエネルギッシュ。
最終日の海上運行と花火大会の美しさは、生涯心に残ることでしょう。
躍動感溢れる青森のねぶた祭りを、この夏体験してみませんか?