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EQを注文できるドラマー
ライブやレコーディングにおいて、それはバンド練習やドラム練習ではなかなか触れ合うことの無い方々と出会います。
それが、音を改造していく為のPAさんであったりレコーディングエンジニアさんなのです。
ライブやレコーディングでは絶対に、バンドの生音をアレンジしていくための作業をする人が居るのです。
その音楽知識を少しでも知っていれば、ドラマーとしても得をする事が出てくるのです。
生音をアレンジするにあたって、ライブであるとリハーサルがあると思うのですが、その場所こそが、ドラムを自分なりの音にしていく場所であると言っても過言ではないのです。
PAさんに何の注文もせずにリハーサルを終えてしまえば、それはPAさんから見たこのバンドの音、に仕上がってしまい、ドラマーであれば納得出来ない事がかなり出てくるのです。
その為に少しでも知っておけば便利なのが、EQという知識です。
EQとは、周波数の事を表しており、バスドラムやスネアドラムなどの楽器においても、ある程度周波数が決まっているのです。
バスドラムであれば75Hzを上げておけば存在感が増す、とかスネアドラムの1800Hzは消したほうが良い、等と勉強していればいる程、自分なりの音を作成できるのです。
これをしっかりと伝える事ができるドラマーは誰から見ても、出来るドラマーだな、思われてくるのです。
ライブやレコーディングにおいて、EQを注文できるドラマー、それは自分の音を拘りたいだけではなく、明らかに出来るドラマーとして自分の存在感を出す事ができます。
ドラム上達には、EQの知識も必要なのではないでしょうか。
セッションに対応できるドラム
バンドのドラマーであればいつかは憧れるもの、その中の1つにセッションという言葉が入ってくるのではないでしょうか。
セッションと一言で言えば、適当にリズムを合わせたり何となくフレーズでも決めてやってみればできる、と言う方は多いのですが、実はこのセッションとはとても難しい事なのです。
すなわち、セッションに対応できるドラマーとはどこに行っても引っ張りだこになってくるのです。
セッションには、様々な楽器とアドリブで進めていくというものなのですが、そのアドリブに対応できるドラムの能力が、まず必要になってきます。
たいていリズムの感覚や、パターンを理解していれば何となくセッションには入っていきやすいのですが、どのドラムパターンが一番合うのか、と言うものを瞬時に判断していかなければいけないのです。
私が昔、ドラムのレッスンを通っていた時があったのですが、その時にギターとベースとキーボードの方々の4人でセッションする機会がありました。
ベースの方が弾いているフレーズに一番しっくりくるドラムと言うものを必死で考えていたのですが、すぐには思いつかずに何も出来なかったのです。
それくらい、セッションとはアドリブ力が必要なものであってとても難易度が高いのです。
セッションに対応できるドラマーというものは、かなり経験を積んでいる方でもなかなか難しいものです。
ドラム上達を目指す方であれば、アドリブ力を付けていくために、積極的にセッションするのが良いかと思います。
ライブパフォーマンス
派手なロックバンドのライブ映像を見ていれば、バンドのパフォーマンスが言葉で表せないくらい凄いものがあります。
そのライブパフォーマンスとは、ドラムにとってもとても大切な事で、自分をカッコよく見せるためには絶対に必要不可欠なことなのです。
私が昔ロックバンドに入ってドラムをしていた時、それは物凄く見た目に拘っていたので、バンド演奏の練習よりかは、ライブでの見せ方の練習ばかりしていました。
ギターやベースであればモニターに足をかけてギターソロやベースソロを弾いてみたり、ボーカルであればそれ以上に自由に動く事ができるのでとても見栄えが良かったのですが、ドラムはライブでも後方に一人だけ居るので、なかなかパフォーマンスが難しかったのです。
その中でも私が自分なりに考えたドラムのライブパフォーマンスとしては、最低限スティック回しやシンバルの派手な叩き方は必要かと思います。
もちろんアクションを大きくとる事も大切であって、お客さんに手拍子を求める時なら、スティックを持ったままで大きく手を挙げて、叩いたりしても良いものです。
そして一番ドラムにとって効果的なパフォーマンスは、立ち上がって思いっきりクラッシュシンバルを叩きつける事かもしれません。
いずれにしても、全て派手でアクションの大きいパフォーマンスが、ステージ後方にいても目立って良いのだと思います。
ライブパフォーマンスとは、演奏を一気に引き立てる一番の武器といっても間違いないくらい、そのバンドの印象を強くします。