目次
ライブのセットリスト
人気バンドを見に来たお客さんであれば、そのバンドの音源をリピートして聴いてきたり、振り付けがあるバンドであればそのバンドの振り付けをしっかりと覚えてくるものです。
そんなお客さんの中でも、ライブになればある事がとても気になるものなのです。
毎回ライブ毎に違う順番で曲を演奏したり、以前のライブでは無かった曲が含まれていたり、そんな事も楽しみにしているのがお客さんなのです。
ライブの中で演奏する曲の順番の事をセットリストと言い、お客さんにとってはこれが本番まで分からないからこそ、ライブが楽しみになってくるのです。
人気バンドの秘訣とは、セットリストの組み立て方がとても上手な特徴があります。
セットリストを組み立てていく大きなコツとは、ライブの中で重要な山を作る事であり、その山をいくつ作れるかが大きなポイントであります。
例えば、最初はゆっくりとしたバラードから始まればその後はロックの激しい曲が続いたり、ＭＣが入って一度落ち着いたと思えばまた、盛り上がる曲が演奏されたり、このようなライブ進行が山を作っていく方法なのです。
私のバンドでも、このセットリスト中で山を最低２回は作る事を意識していました。
全曲で５曲演奏できるのであれば、２曲目と５曲には必ず山が来るようにセットリストを組んで、お客さんが一番楽しめる曲順を常に考えていたのです。
セットリストをうまく立てていけるバンドこそ、人気バンドになる近道であります。
山をいっぱい作って盛り上がるライブをする事が、お客さんを惹きつけるコツなのです。
ＭＣをうまく進めるコツ
出典：http://www.uverworld.jp/
人気バンドのライブ映像を最初から最後まで見ていれば分かると思いますが、曲と曲の間に、たまにトークの時間が設けられています。
これはライブでバンドメンバーが演奏を休憩するための時間でもありますし、お客さんにトークをして楽しませる時間でもあります。
この曲の間のトークの事をＭＣを言って、どこのバンドでも主にボーカルが担当するようになっているのです。
このＭＣについて、初心者のバンドであれば何を話していいか分からない、という意見が多いことは言うまでもありません。
それは当然の事であり、バンドのライブとは自分たちの曲を演奏するために場であり、お笑い芸人みたいにトークで楽しませる目的ではない為であります。
しかし、このＭＣ１つでお客さんの表情やライブ会場の空気は大きく変わってしまうので、とても重要になってくるのです。
そんなＭＣを少しでも上手く進めていくには、まずはバンド内でのたわいない話を盛り込んでいくことが第一かと思います。
特にお笑いを取りにいく必要も無く、お客さんを楽しませればそれで良いものなので、普通にお友達に話しかけているような気軽なトークで十分なのです。
ＭＣを上手いバンドであれば、お客さんに話題をふってみたり自分達で芸をされている方たちも多くいるのですが、それよりもまずは、お客さんを自分達のライブに混ぜてあげる事が大事なのです。
ライブにとってのＭＣをうまく進めるコツ、その第一歩はお客さんに気軽に話しかけているような気持ちで、自分たちのライブにお客さんも参加させてあげることが必要なことなのです。
警戒心を無くすためのＭＣ
ライブをしていく中で、曲と曲の間のトークの事をＭＣと言いましたが、このＭＣを更に上達させたい方であれば是非試してほしい事があります。
気軽にお客さんに話しかけて自分達のライブに混ぜていく、と言うのが第一歩なのですが、お客さんの大半がこのＭＣの進行によって食いつき方が変わってくるのです。
つまり、ＭＣ後からのお客さんの表情が変わっていれば、そのＭＣは成功であったと言っても過言ではないのです。
では、どうしたらお客さんの食いつきを変えるＭＣをする事が出来るのでしょうか。
それは、お客さんの警戒心を解きほぐしてあげる事が最重要です。
お客さんというものは、お目当てのバンド以外はきっと警戒心に溢れている状態なのです。
学校に入学して初めて部活動に参加するとき、それは知らない人ばかりの空間なので物凄く緊張して不安なものであります。
実はライブとは、そのような緊張状態と同じ事でお客さんの中では、警戒心がとても旺盛になっているのです。
だからこそ、このＭＣの時間を使ってお客さんと距離を深めていくチャンスであるのです。
その方法は基本的に、先ほども言ったようにたわいの無い話から始まり、誰にでも分かるような共通のネタで話を進めていきます。
その中でお客さんの意見を聞くのもありだと思いますし、身振りや手振りをさせることによって、お客さんの警戒心は自然と消えていくのです。
お客さんの警戒心を無くす事、これがＭＣの醍醐味でありＭＣ後のお客さんの反応によってＭＣの効果が分かってしまうものなのです。
