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便利で使いやすいキッチンを
喫茶店を開業していくにはキッチンの設備をしっかりと整えていく事が大切であるというお話を進めていますが、きっと喫茶店を実際に営業し始めれば様々な不便な状況が出てくる事かと思います。
土地の大きさやお店の規模にもよるのですが、店内があまり広くない喫茶店であれば自然とキッチンのスペースも狭くなる事でしょう。
そうなればきっと従業員としても自分としても、調理をする際に使い勝手が悪い事に気づくものであります。
だからこそまずは、便利で使いやすいキッチンを作っていく事が喫茶店の開業に必要不可欠なことなのです。
その為にも、収納設備を増やしておく事が良いかと思います。
先ほど、喫茶店を開くには業務用の大きな冷蔵庫があれば良いというお話をしましたが、このような大型な物を置いてしまえばキッチンのスペースというものはかなり狭くなってしまいます。
だからこそ、大型なものは出来るだけ必要最低限の量で済ますことが重要になってきます。
そして他に必要なオーブンであったり電子レンジは、全て収納棚を活用してうまく設置していくのが一番ベストではないかと思います。
私が実際に喫茶店のキッチンで使っていた事としては、収納棚を3つほど購入して、各棚ごとに調理器具を分けて整理していました。
モーニングで使うようなフライパンや食器は緑の棚に、ランチプレートで使う食器には赤の棚に、といった使い分けをする事によって自分以外の人でも分かりやすく収納する事が出来たのです。
キッチンの通路に必要なもの
喫茶店のキッチンについてのお話を進めていますが、まずは業務用の大型冷蔵庫を準備してキッチン周りを使いやすくするためにも収納棚が数個必要であるという事を言いました。
もちろんこれらの事をしっかりと意識することによって喫茶店のキッチンというものは、かなり分かりやすくて良いのですが、更に喫茶店のキッチンにはこだわるポイントが存在するのです。
きっとキッチンが狭い中で収納棚や調理器具を設置していけば、人が通るための通路が狭くなってしまいます。
だからこそ、収納棚や大型の機材は出来るだけ両端に寄せる事によって、通行幅を広くしていく事が出来るのです。
キッチンの通路というものはきっと、物で溢れてしまって非常に狭いイメージをもたれるかと思いますが、そのような状況の中で料理を調理していても気持ちよくすることは出来ません。
まずは人が通れるだけの幅をしっかりと持つ事によって、きっとそれなりに調理のし易さや円滑に料理を提供する事にも繋がってくるのです。
だからこそ、通路の両脇に家具を寄せておくのが良いのです。
更に言えば、キッチン周りであれば非常に滑りやすくなっているので、キッチン通路の地面は滑り止めのタイルにしておけば理想的であるかと思います。
私が実際に喫茶店を始めた時も、この通路に関してはとても不便で仕方ありませんでした。
もちろんそれらは調理器具や冷蔵庫の位置によって簡単に解消する事ができるので、しっかりと意識しておくことが重要ではないかと思います。
喫茶店のディスプレイ
喫茶店の開業にあたってのお話を色々と進めていますが、更により良い喫茶店を作っていくにはもっともっと様々な努力が必要になってきます。
自分がお洒落な喫茶店に行った時の事を思い出して考えてみれば良いのですが、喫茶店という空間には様々なディスプレイが施されているものであります。
綺麗に照明を当てたディスプレイであったり、食欲をそそられるようなディスプレイであったりと方法は色々あるかと思いますが、それが有るか無いかによってもお客さんの数にとても影響してくるという事を忘れてはいけません。
ディスプレイがされているお洒落な喫茶店を目指すためには、ある設備が必要になってくるのです。
まずは商品のディスプレイについてをお話しますと、喫茶店ではコーヒー豆であったりケーキであったりと言った商品を持ち帰りで販売している店舗も少なくはありません。
自宅でも喫茶店の味を楽しめるということで、それを取り入れることはとても良い事だとは思うのですが、ディスプレイの設備が必要になって来る事も同時に忘れてはいけません。
実際に私が喫茶店をやっていた時にケーキをディスプレイするには、ガラス張りの大きな棚にLEDライトを当ててお客さんに見える形で設置していました。
ガラス製の棚に自分でライトを取り付けただけの簡易的なディスプレイだったのですが、これによって喫茶店のケーキはとても繁盛したのです。
喫茶店のディスプレイとは、その喫茶店の売り上げに大きく反映することは言うまでもありません。