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ペダルの使い方とは

パーカッションの中でも重要なティンパニーについてのお話を進めていますが、このティンパニーには太鼓系の中でも唯一音階が存在するという事を説明しました。

このティンパニーの音階についてを取り上げて話そうとすればきっとかなりの量になってしまうのですが、それくらいティンパニーの音階には奥が深いのです。

しくみのところでもお話をしたのですが、この音階を変えていくにはペダルを操作する事が必要になってきます。

その為に、ペダルの正しい使い方もティンパニー奏者には必要な技術であると言えます。


出典:http://blog.livedoor.jp/kansaiphil/

基本的にティンパニーのペダルには、1つのティンパニーにつき2音~3音分くらい変更する事が出来ます。

ティンパニーの本体の横に取り付けられたメーターを見ながら、ドイツ音階で表示された音階を操っていく事が可能なのです。

実際に音を変えるには、ペダルを踏み込むことによって音を低くする事ができて、かかとを上げるように持ち上げる事で音は高くなるのです。

これさえ知っておけばティンパニーの音色変更は可能なのです。

これを把握した上で更に上のレベルの事を習得したいのであれば、ペダルの踏み込みと音階の幅を自分の足で覚えさせる事が出来ればなお良いかもしれません。

曲中では1つのティンパニーを数秒で音階変更しなければいけない時も出てくるのですが、そのような状況で自分の足にどれくらいの踏み込みでこの音階にする事が出来るという事を覚えさせておけば凄く便利で役に立つのです。

だからこそ、まずはペダルを使って正確に音階変更できるようにしていくのがティンパニー奏者に必要な技術であるかと思います。

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4つのティンパニー

パーカッションの中でも音階を変更する事が可能な太鼓といえばティンパニーがあるという事をお話してきましたが、そのティンパニーにはペダルを操って音階を変えることが出来ると言いました。

実際にティンパニーを使っていくには1台1台のペダル操作が巧みに出来ない事が必要不可欠となってくるのですが、ペダル操作がある程度出来てくれば4つのティンパニー練習に移って良いかと思います。

私がティンパニーのしくみ~ペダル操作まで教えてもらった後にも、実際に4台のティンパニーを使って応用練習を進めていったのですが、この4台になればかなり難易度が上がると言っても過言ではありません。

4台になれば1台の時には味わえなかった移動のスピードが必要になってくるのです。

まず4台のティンパニーを巧みに演奏していくには、移動した時にしっかりと音色の良い位置を叩けるかが重要になってきます。

最初にも説明したのですが、ティンパニーにはふちから3センチくらいの箇所が一番良い音が出るといわれていますが、他のティンパニーに移動する時にその位置を正確に叩けるかがとても大切な事なのです。

もちろん4台のティンパニーにもなれば、真ん中の2台を挟んで大きく移動する事もあるのですが、そのような場合でもしっかりと正確なポジションを狙っていけるかという事を意識して練習する事をオススメします。

私が4台のティンパニー練習をしていて一番困った事は、1つのティンパニーを叩いている最中に他のティンパニーの音階を変更するという場面があったのです。

このような事は実際に4つのティンパニーで練習をしてみないと分からない事なのです。