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シンバルの種類
パーカッションの中でも太鼓系や鍵盤系の楽器が大切であるというお話を進めてきましたが、もちろん打楽器を構成している楽器にはまだまだあります。
打楽器には吹奏楽用やバンド形式用・オーケストラ用によって大きく使用される楽器が異なってくるのですが、全てに共通して必要になる楽器がシンバルなのです。
一言でシンバルと言っても、パーカッションの中ではその種類は多岐にわたり、状況に応じて使い分けていく必要があるのです。
それらを使い分けるためにも、まずはシンバルの種類についての説明をしていきたいと思います。
パーカッション内でのシンバルは大きく分けて、クラッシュシンバル・合わせシンバル・サスペンションシンバル・フィンガーシンバルの4つになります。
クラッシュシンバルはドラムセット等で使われて盛り上げる為のメインシンバル、合わせシンバルは吹奏楽やオーケストラで活躍して、ここぞと言う時に使われるシンバルです。
サスペンションシンバルはヴィブラフォンなどのスティックを使用して、クレッシェンドしていく部分にティンパニーと併合して使われる事が多いかと思います。
この3つは楽曲中のシンバルとして多用されるかと思うのですが、残り1つのフィンガーシンバルに関しては少し使い方が変わってくるのです。
基本的には上で挙げた3つのシンバルの練習を進めていく事がシンバルの第一歩であり、余裕があればフィンガーシンバルにも手を出していくと良いかと思われます。
クラッシュシンバル
パーカッションの中で使われるシンバルとして、クラッシュシンバル・合わせシンバル・サスペンションシンバルが主に活躍するというお話を進めてきたのですが、まずはクラッシュシンバルの上達法について説明していきたいと思います。
基本的にクラッシュシンバルはドラムスティックを使用して叩く奏法であったり、トライアングルのスティック等を使ってリズムを刻んでいく使い方が主流であるかと思います。
クラッシュシンバルを巧みに使っていく為には、ドラムセットで練習を重ねていく事が最も手っ取り早い練習方法であるかもしれません。
だからこそ、クラッシュシンバルの上達=ドラム上達と考えてもらって間違いは無いのです。
私自身クラッシュシンバルの練習というものはした事が無かったのですが、それはパーカッションを始めるまでにドラムをやっていた為なのです。
基本的にパーカッション奏者よりもドラム奏者の方がクラッシュシンバルの使い方は上手なのですが、それはドラムセット内でクラッシュシンバル使用する場面が多いためなのです。
楽曲によってはドラムセットを使わずにクラッシュシンバル単体で演奏する事もあるのですが、その場合でもドラムをやっている奏者の方が上手いのです。
だからこそ、クラッシュシンバルの上達法とはまずはドラムセット内でクラッシュシンバルを巧みに操っていける技術が必要なのです。
それが出来ていれば、きっとクラッシュシンバル自体の練習は必要ありません。
合わせシンバル
パーカッションの中でも重要なシンバルについてのお話を進めていますが、その中で使用用途の多い合わせシンバルについてのお話をしていきたいと思います。
基本的に合わせシンバルには、プロの吹奏楽やオーケストラの集団を見ていれば絶対に居るかと思うのですが、その人達の演奏を見ていれば凄く華やかな奏法をしているかと思います。
合わせシンバルの魅力とは、2枚のインチの大きいシンバル同士を思いっきりぶつけ合わせる事による爽快さなのです。
しかし、その魅力を味わう為にも正しい演奏の仕方を知っておく必要があるのです。
私が実際に合わせシンバルを始めた時は、先輩から合わせシンバルのコツを教えてもらいました。
そのコツとは、シンバル同士が少しずれた位置で噛み合う事によって綺麗な音色を出すことが出来ると教えてもらったのです。
実際に合わせシンバルをやっている人を見れば分かるのですが、だいたいの人が合わせシンバルを2枚綺麗にずれないように合わせているのが主流なのですが、少しずらして叩く事できっと本来のシンバルの音を一番響かせる事ができるのです。
だからこそ、合わせシンバルの上達法とは自分が一番綺麗に聞こえる噛み合いを見つける事なのです。
これさえしておけば、他の合わせシンバル奏者とは違って物凄く綺麗な音色を出すことが可能です。
楽曲の盛り上げ方を更に出すためにも、この上達法をしっかりと覚えておく必要があるでしょう。
合わせシンバルが上手いグループは、絶対に良い音楽団体なのです。