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目次

シングルストローク

パーカッションの練習方法として、まずはテンポ♪=60で4分・8分・16分音符を反復して叩く練習が良いと言ったのですが、この練習法には実はある技を使っているのです。

メトロノームにあわせながら右手と左手を交互に叩いていくものだと思うのですが、これは俗に言うシングルストロークという技法なのです。

スティックコントロールの練習には、シングルストロークかダブルストロークの2通りの練習が必要なのですが、これらを両方マスターする事によって良い演奏をする事に繋がってくるのです。

だからこそ、まずはシングルストロークをマスターしていく為にも他の練習方法をご紹介していきます。

シングルストロークを上達するためには、右手と左手の動きを安定ささせていく必要があります。だからこそ、テンポ=60からテンポ♪=90まで変化をつけて練習していけば良いかと思います。

初心者の方に多い事として、たいていテンポが速くなるにつれてストロークが不安定になってしまったり音粒が乱れてしまう事は多々あるのです。

だからこそ、テンポ♪=60から徐々に上げていく練習法が効果的なのです。

実際にパーカッションに必要なシングルストロークには、安定したリズム感と音粒が有れば相当上手いパーカッショニストとして評価されます。

だからこそ、このシングルストロークをマスターする事によってパーカッション練習の第一歩をクリアする事が出来るのです。

テンポを♪=90まで上げてみて、安定感のあるストロークを目指していきましょう。

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ダブルストローク

パーカッションに必要な練習方法として、まずはシングルストロークをマスターすることがとても重要であるという事を言いましたが、ある程度安定感があるストロークを身に付けられれば次はダブルストロークの練習に移っていきましょう。

シングルストロークとダブルストロークの違いとは、右手左手を交互に叩く奏法をシングルと言い、右手2発左手2発と言う奏法がダブルと言うだけなのです。

言葉でいえば簡単に思えるかもしれませんが、実はこのダブルストロークとはシングルストロークとは比べ物にならないくらい難しい奏法になってくるのです。

実際に私がダブルストロークを完全にマスターするまでに、約1年以上かかってしまったのですが、それくらい難易度の高い奏法だと言っても過言ではありません。

ダブルストロークの何が難しいのかと言いますと、跳ね返りを上手く使っていかなければ奏法として成り立たない事なのです。

ダブルストロークには2発連続で叩く事が奏法の仕方である、と言ったのですが、実際に2発連続で叩くには1発目の跳ね返りを利用して2発目を叩かなければいけません。

だからこそ、練習パッドを使って1発目の跳ね返りをどれだけ得られるかが重要なカギになってくるのです。

私がダブルストロークの練習を最初にしたときは、まずは練習パッドに向かってひたすら跳ね返りを得るにはどうすれば良いのかと考えたものです。

人それぞれやり方は違うので、自分でどうすれば1発目の跳ね返りを大きくする事が出来るのか、と試行錯誤してみる事が最初の課題ではないかと思います。

脱力の意味とは

パーカッションの練習方法をご紹介していますが、その中でもダブルストロークを正確に習得する事が重要であると言うお話を進めています。

実際に私が1年以上かかって習得できたダブルストロークですが、この奏法を使いこなす事が出来れば後に登場するロールという技法も簡単にマスターできてしまうのです。

難易度としてはとても高いダブルストロークですがその実用性は高いものなので、ダブルストロークのコツについてのお話をしていきたいと思います。

ダブルストロークには時間をかけて練習していれば誰でも絶対に習得できる技であるので、効率よくマスターするためにも次の事を意識して練習してほしいのです。

まず、ダブルストロークには1発目の跳ね返りが大切という事を説明しましたが、その跳ね返りを最大限に生かすものが脱力なのです。

ダブルストロークには、自然界の重力を使って跳ね返りを得ることが出来るのですが、その重力を効果的に使うのも脱力があっての事なのです。

脱力とは、スティックを持った腕全体の力を抜く事であり、1発目を叩く時に余計な力を要れずに叩ける事で2発目の跳ね返りを多く得ることが出来るのです。

脱力を意識することとは、無駄な力を入れない分音色を綺麗にする事にもつながるのですが、パーカッションにおいてとても重要なキーワードなのです。

毎日脱力を意識してシングルストロークの練習にも取り組んでいく事で、きっとダブルストロークに必要な跳ね返りを少しずつ習得できていけるでしょう。