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目次

パーカッション&弦楽器

吹奏楽のパーカッションについて、パート練習や吹奏楽のコツについてお話を進めてきたのですが、ここからは吹奏楽の練習で最後の段階となる全体合奏についての説明をしていきたいと思います。

実際に私も経験して思った事なのですが、今までの個人練習やパート練習と全体合奏を比べれば、明らかに全体合奏で得る知識は多く、その時間を絶対的に大切にする必要があるのです。

もちろん初心者の方であれば、全体合奏になると分からない事は多く出てくると思うのですが、それも経験として1つ1つ習得していって欲しいかと思います。


出典:https://www.asahi.com/

まずはその中でも、全体合奏になると一番に注目して欲しい事はパーカッションと弦楽器の噛み合いになってきます。

パーカッションには最初にも言いましたがリズム隊を作っていく太鼓系の楽器が多く含まれています。

その太鼓系と低音のベースを作っていく弦楽器こそが、楽曲の土台となっていくのです。

パーカッション奏者であれば、全体合奏では弦楽器の鈍い音に注目して演奏をしていけば良いかと思います。

弦楽器とパーカッションの位置間はきっと正反対に決められているかと思うのですが、それは両サイドからリズム隊を作っていくという意味があるので仕方ありません。

もちろんパーカッションまで弦楽器の音が聞こえる事は少ないのですが、それでもリズム隊を作っている2パートなので耳を澄まして聴いて欲しいのです。

パーカッションと弦楽器の噛み合いこそが、楽曲の土台を作る大きな鍵になってくるのです。

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パーカッション&チューバ

吹奏楽のパーカッションについてのお話を進めていますが、まずはパーカッションと弦楽器の噛み合いを大切にしていく必要があるという事を説明しました。

実際に私がパーカッションをしていて弦楽器の生音が聴こえてくる事は少なかったのですが、それでもしっかりと楽曲の土台を作っていくためには必要な作業なのです。

この話に関連して、吹奏楽の楽曲を作る低音パートは弦楽器だけではありません。

金管楽器の中でも最も大きいチューバについても、パーカッション奏者であれば意識していく必要があるのです。

チューバの役割とは基本的には低音を作る弦楽器と同じなのですが、チューバには演奏中であっても音階がしっかりと聞き取る事ができるかと思います。

この事は弦楽器と違ってものすごくパーカッションには嬉しい事で、音階がある分そのチューバのリズムにパーカッションのリズムをあわせこんでいく事が可能なのです。

私がベードラを担当していた時でもそうだったのですが、たいていは弦楽器の音が聴こえなかったのでこのチューバの音を頼りにしていました。

これによって、楽曲の土台を支えていくリズム隊&低音の一体感はかなり出てくるものなのです。

パーカッションと低音部分についてのお話をまとめますと、まずは弦楽器の音を意識して演奏する事が重要です。

もちろんその音を意識しながらも音階のしっかりと聴こえるチューバの音にもかみ合わせる努力をしていきましょう。

実際にこの2つの低音楽器の音と噛み合う事ができれば、多少音色が悪くても楽曲の土台は良いものに仕上がっていくのです。

グロッケンとフルート・ピッコロ

吹奏楽のパーカッションにとって、全体合奏ではどのような意識を持って取り組んでいけば良いのかというお話を進めていますが、太鼓系には低音楽器と合わせるようにもちろん鍵盤楽器にもかみ合わせいくパートが存在するのです。

パーカッションの鍵盤楽器の中でも最も音色が響き、綺麗な音色で存在感を作っていく楽器といえばグロッケンであります。

なかなか奏法からして難易度の高いグロッケンなのですが、全体合奏になればあるパートの音に着目して演奏をする事でかなり良く聴こえるのです。

そのパートとは、フルート・ピッコロパートなのです。

どうしてフルート・ピッコロパートとパーカッションのグロッケンが関わってくるのかと疑問に思う方は少なく無いと思うのですが、実はグロッケンのメロディーがこの2つの楽器のメロディーとユニゾンする事がとても多いのです。

私が今まで経験してきた吹奏楽の楽曲の中でも、個人練習の時ではグロッケン単体の音なので気づかなかったのですが、全体合奏になってみればフルートやピッコロパートと噛み合っているケースが多々ありました。

この事からも、グロッケンを演奏する方であればフルート・ピッコロパートの演奏を注意して聴く必要があるのです。

最初にも言ったのですが、パーカッションと言う楽器はきっとどこか他の楽器と噛み合っているケースがほとんどです。

このグロッケンには、フルートとピッコロパートと相性が良いという事を決して忘れてはいけません。

しっかりと意識をするだけでも、自分の演奏は大きく変わってくることでしょう。