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この漫画を知ったきっかけ

「天使なんかじゃない」という漫画がとても面白いです。

学生の時に読んでいた『りぼん』で連載が始まったので、読んでみました。

当時は小学生か中学生という多感な時期だったので、「高校での学園ラブ」という内容に本当に夢中になりました。

また、らふ高校ってこんなに楽しいところなのだと、未来を想像するきっかけにもなった作品です。

みどころ

どんなに障害があろうとも、それを乗り越える力を持っている主人公が眩しすぎるところです。

今でもこの漫画のような高校生活を送りたかったと思います。

恋愛に関しても、友達にかんしても、そして高校生活に対しても一途な主人公がとても羨ましくさえ感じます。

天使なんかじゃない

ネタバレ

生徒会長の須藤あきらと生徒会副会長の冴島翠の学園ラブです。

新しく出来た高校の1期生として入学してきた二人ですが、全く面識はありませんでした。

しかし、冴島翠は須藤あきらのことをなんとなく知っていました。

リーゼント頭でバイクに乗っているコワモテのあきらでしたが、ある日雨の日に白い小さな猫が捨てられているのを拾っていく姿をみどりは見たことがあったからです。

クラスの推薦もあり、生徒会のメンバーとなったあきらとみどりは、生徒会の演説の際に初めて会話をすることになります。

その後、生徒会をきっかけに、二人はどんどん仲良くなります。

しかし、そんな二人に様々な試練が訪れます。

昔片想いしていた女が出てきたり、昔仲良くしていた男と二股をかけそうになったり、はたまた大事な人を探しに外国へ行ってしまったり、幾度となく二人の距離が離れようとしますが、結局結びつく運命にあるのでしょう。

絶対に離れることはありません。

しかしながら、特にあきらが外国に行ってしまったときには、本当にオロオロしました。

本当にもう二度とあきらとみどりちゃんが会えなくなってしまうのではないかと思ったほどです。

このあたりのシーンは、学園ラブという言葉で簡単にまとめることができないほど深い話になっています。

あきらを取り巻くヒューマンドラマが見応え十分です。

また学園ラブでありながら、生徒会活動を通しての友情がとても素晴らしい作品です。

1年次の学園祭では、新規高校の1期生が仲良くなれるように大奮闘をします。

みどりもあきらも、自分が楽しむことよりも他のみんなが楽しめるように頑張っていました。

そんな二人へのご褒美が、生徒会室で踊ったダンスかもしれません。

あきらが軽音部にリクエストしたスタンド・バイ・ミーの曲に合わせながらダンスをし、二人の距離がぐっと縮まりました。

また、2年次の体育祭でも、二人は大活躍で、先輩として見本となるような振る舞いをしていました。

そんな誰もがわくわくするような企画を開催する中で育まれる友情もまた、本当に羨ましい気持ちになります。

好きなキャラクター

やはり理想の女の子像である「冴島翠」です。

いつも大きな口を開けて笑っている姿が印象的です。

似ている芸能人は、DREAMS COME TRUEの「吉田美和さん」でしょうか。

そんな「みどりちゃん」が悲しい顔をして「須藤あきら」のことを見つめていると、なんだか切ない気持ちになります。

今でも読むと胸きゅんしてしまいます。

また、「みどりちゃん」のファッションも要チェックです。

制服を着ていることが多いですが、それ以外の服装も本当にいつもかわいいです。

部屋着ですらかわいいので、とくに原宿系女子にはいまでも受け入れられると思います。

本当に当時は真似したくなりました。

感想

矢沢あい先生のかわいいイラストにまず釘付けになってしまいました。

どのキャラクターも個性が豊かで、見ていて飽きません。

そのイラストのクオリティの高さは、今見てもなお素晴らしいです。

イラスト以上に素晴らしいのが、そのストーリーです。

高校入学から卒業までの「冴島翠」を中心とした描写がとても素晴らしいです。

1年生の初々しさ、2年生になってからのたくましさ、そして、3年になりだいぶ大人な雰囲気が漂う描写は、「冴島翠」と共に自分も成長している気分にさえなります。

学園生活のバイブルと言っても過言ではないかもしれません。

自分のこころが動いたところ

やはりそれは、「冴島翠」と「須藤あきら」が一度別れたところだと思います。

お互いが両思いなのに、周りの状況や自分の気持ちを整理するために別れたのが、なんとも切なく、胸が潰される思いでした。

二人の心と状況がなかなか交差せず、見ているこちらがやきもきしてしまうほどでした。

自分だったらもっと直接的な言葉をぶつけてわかり合うのにと思ってしまいました。

しかし、好きなのに別れなければいけないというのがはじめは理解できませんでしたが、二人を見ていて学んだ気がしました。

恋愛の奥深さを知るとともに、疑似体験ができたことがとても役に立ったと思います。

今でも時々読み返しています。

当時とは取り巻く状況がだいぶ異なりますが、それでも昔のように夢中になって読める作品です。

きっとこの先も読み返していくと思います。

おすすめポイント

みどりちゃんとあきらだけでなく、生徒会の中ではたくさんのカップルが誕生します。

どのカップルも一筋縄では成立しないのですが、全員がハッピーになれて本当に幸せな気持ちになります。

そのなかでも、特にマミリンとタキザワマンの話は必見で、微笑ましい気分になれること間違いなしです。

中学校の時から密かにタキザワマンのことが好きだったマミリンの恋が成就した瞬間は本当に必見です。

かわいい後輩にタキザワマンを奪われてから、ずっとその思いを心の中に秘めていたマミリンは、見ていてみどりちゃん以上に切ない気持ちになりました。

自分の幸せよりもタキザワマンの幸せを第一に考えているマミリンは、本当に素敵な女性です。

また、タキザワマンへの思いが募るほどきれいになっていくマミリンの様子も要チェックだと思います。

「天使なんかじゃない」を全体的に見てみると、やはり学園ラブという言葉が一番適切だと思います。

しかし、学園ラブと言うと、なんとなく避けて通れないのが、思春期の子が大好きなHな描写だと思いますが、この「天使なんかじゃない」には、全くと言っていいほどそのような描写が出てきません。

出てきたとしても、キスくらいでしょうか。

そんな描写がいらないくらいのめり込むことができるストーリー性を持っているので、本当に今の中高生にも読んでほしい漫画です。

こんな風に高校生活にのめり込むことができるとわかれば、絶対にこんな生活を送りたいと思うこと必至です。

女の子なら絶対に気に入ると思います。

男の子でも、女心を学ぶのに最適な漫画だと思います。

ぜひ勧めてあげてほしい漫画の一つです。

矢沢あい先生の他の漫画

実を言うと、初めから矢沢あい先生の漫画が好きなわけではありませんでした。

「マリンブルーの風に吹かれて」は、少し大人っぽい画風だったので、当時の私には敷居の高い作品のように思えました。

だから、正直、「天使なんかじゃない」を初めて見た時は、同じ作者の作品だとは思いませんでした。

また、その後連載が始まった「ご近所物語」や「NANA」にかけて、画風がより洗練されていったような気がします。

もしかしたら、その完成度は「天使なんかじゃない」以上なのではないでしょうか。

どの作品も、それぞれの良さが光っています。

ぜひ「矢沢あい」作品を全部読み比べてみてほしいです。