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長澤まさみ、岡田将生主演で映画化もされご存知の方もたくさんいらっしゃると思います。

もちろん、映画も観ました。

斉藤和義の歌も良かったです。

けれど、原作の方が何倍も面白く本当にオススメです!!

コミックス全13巻、主人公とその周りの人間関係を数話完結のオムバニス形式で描かれたお話です。

どのお話も、自分が主人公になったかのように引き込まれていきます。

そして、この漫画の一番の見所は何と言っても、いくえみさんが描かれる男子!!巷で有名ないくえみ男子です。

もう、本当に、魅力的なんです。

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エントリーNo.1。

主人公カンナの幼なじみハルタ。

高校の夏にカンナに会いに行く途中、交通事故に遭い他界。

エントリーNo.2。

小学生の時に、自分を慕ってくれる同級生を突き飛ばしてしまい、そこへたまたま居眠り運転していたトラックが…。

奇跡的に生還を果たすも、同級生の女の子は亡くなってしまう、禄。

エントリーNo.3。

ハルタの従兄弟で良き相談相手、真っ直ぐな性格で裏表がないキヨ。

エントリーNo.4。

ハルタとカンナの高校の同級生で、ハルタが交通事故に遭った時カンナと夏祭りに出かけていたマヤ。

エントリーNo.5。

禄の高校からの同級生で生物教師の梶間。

エントリーNo.6。

カンナの大学の同級生、古屋。

などなど。

全員ではありませんが、この素敵な男子達から想われるカンナになりたい!と何度思ったことか…笑。

とにかく、どのキャラクターも個性があり、不器用さや人間の汚さを持ちながらもまたそれが味を出していて。

イヤなやつーとか始め思っていてもいつの間にか夢中になってしまっているんです。

そしてこの男子達と、各ヒロイン(適当笑もちろん、女の子のキャラクターもすごく共感できる。

)の繰り広げるいくつかのストーリー。

ハルタの気持ちを知りながら、自分の気持ちを優先して結果的に裏切る形になってしまい、罪悪感を背負っているマヤ、ハルタの従兄弟で良き友人でもあったキヨの恋模様、キュンキュンしながら読み進めます。

ハルタの気持ちを知りつつ、恋というものがまだわからず好きになれなかった罪悪感を背負いながら生きているカンナが、これまた同じく自分を好きになってくれた女の子を突き飛ばして亡くしてしまう罪悪感を背負う禄との出会い、そして惹かれ合う展開は運命的で、ドラマチックなクライマックス。

けれど私は、結ばれることのなかったハルタとカンナの物語が一番好きです。

2度と戻らない思春期の、甘酸っぱい恋と言われればそれまでですが。

最終話でハルタが言った「見つめることが愛なのか」という言葉が忘れられません。

なんて切ないの…>_<
という、あくまで個人的な感想になってしまいましたが…。

自分の人生の主人公は自分。

たくさん自分を愛してあげようと思わせてもくれるような、切なくも温かい素敵な作品です。

過去には戻ることはできないけれど、未来は自分自身で作り上げていくことができる。