作者 瀧波ユカリ
アフターヌーンコミックス 講談社
この漫画を知ったきっかけは、以前、某書店兼雑貨屋で働いていた時に新刊で入ってきたのが最初の出会いでした。
非常にインパクトと目力の強い表紙についつい手に取って読んでしまいました。
面白くて結局そのまま買いました。
主人公は、家の中では、基本全裸で生活する、24歳独身フリーターの女性。
なぜ、全裸生活なのかというと、洗濯物が少なくて済むから。
というずぼらな性格。
もちろん一人暮らし。
たまに妄想で子供を産み一緒に暮らしてみたりします。
東京都、練馬区、江古田駅付近に住んでいるので、通称江古田ちゃん。
男性が読むと、少々過剰に描きすぎではないかと、引いてしまいそうな、江古田ちゃんの日常・・・と、いうよりも女性の本音?
女性が読むとあるある!わかるわぁ!とうなずいてしまうところが多々あるのではないでしょうか。
同感だわ、と思える箇所が多いと、冷静に考えると少し悲しくなったりもします。
様々な職種につき、様々な人と付き合い歯に衣着せぬ物言いで世間を切っていきます。
江古田ちゃんの職歴の一例
スナックのホステス
ヌードモデル
派遣OL
ショーパブダンサー
フィリピンパブのホステス(江古田ちゃんは日本人)
などなど、まだまだありますが実に様々(いや、かたよってる?)
職種を見ると、プロポーションに自信がありそうですね。
漫画中でそれを自慢している所はありませんが。
しかし、とてつもなく男性関係はだらしない、のか、とてつもなく寂しがり屋なのか。
これまた、様々な男性と付き合っていきます。
国籍も、タイプも、順番も様々。
マー君という、江古田ちゃんを彼女にする気はさらさらないが、離すつもりもないというクズ男が腹立たしい存在です。
マー君は別に彼女もいます。
四コマ漫画なので、サクサク読めます。
サクサク読めるはずなのに、一冊読み終えたときには、何だかどっと疲れます。
個性の強すぎるキャラクターがたくさん出てきますが、
中でも私の好きなキャラクターは江古田ちゃんの姉です。
元ヤンの現ギャル…というには無理がある26歳。
見た目からは想像しがたい看護系の短大学生。
頭は基本的に悪いけど、さすが、医療系には強いようです。
関西在住。
彼氏ができる度に、腕に彼氏の名前を彫り、別れる度に根性焼きで消す。
性格もかなりぶっ飛んでおります。
江古田ちゃんとはよく電話したり、泊まりに来たりと姉妹関係は良好です。
メールが来たかと思うと
「明日はガッコの遠足で超めんどう~ そぉいぇばカレシが久々に出所するんだょ♪」
などと、「遠足」と「出所」を一つの文に当たり前に並ばせてくるファンキーなお姉さんです。
鳥居みゆきさん主演でドラマ化もしました。
ビジュアル的にははまり役だ!と思いましたが、しゃべり方が私のイメージしている江古田ちゃんではありませんでした。
何より、お姉ちゃんがガッカリでした。
チェリータイフーンというバーレスクダンサーさんらしいです。
やはり漫画の方が私は面白かったです。
8巻完結です。
8冊ですが読みごたえは十分すぎます!