目次
赤ちゃんと僕【作品の説明】
「ましろのおと」「しゃにむにGo」「いつでもお天気気分」などで有名な羅川真里茂先生の作品です。
赤ちゃんと僕【あらすじ】
交通事故で母を亡くし、仕事で忙しいパパ春美ちゃんに代わって、まだ幼い弟の実の面倒をみることになった小学生の榎木拓也が主人公の物語です。
赤ちゃんと僕【主要キャラ】
主人公の拓也は、優しくて素直で賢いけど、図工が苦手。
ブラコンであり子育てのプロ。
弟の実は、ワガママだけど愛嬌があって憎めない。
拓也命のこれまたブラコン。
パパの春美ちゃんは、仕事の出来るイケメンで、優しく子煩悩。
でも毒舌で天然。
赤ちゃんと僕【拓也の友人】
ゴンちゃん。
少女漫画らしからぬ風貌だけど、友達思いの懐が広い男の子。
藤井くん。
6人兄弟の真ん中。
拓也と同じくクラスで人気。
クールだけど家族思い。
ゴンちゃんと藤井くんの妹は実と同じ保育園に通っており、実のことが好きでライバル。
赤ちゃんと僕【ご近所の木村家】
榎木家のお向かいさん。
年甲斐もなく派手な服装の木村夫婦。
昔やんちゃをしていた一人息子の成一が、ある日突然、お嫁さんの智子ちゃんとまだ赤ちゃんの息子の太一を連れて実家に帰ってくる。
何かと榎木家を巻き込む家族。
赤ちゃんと僕【魅力的な脇役とストーリー】
羅川先生の作品の魅力は、何と言っても脇役のキャラが魅力的で、話が深い所だと思います。
読み切り形式のお話なので、毎回様々な境遇の人が出てきます。
一人一人の人生に共感したり、学ぶ所があります。
恋人に振られた男性、仕事と家庭の両立に悩む女性、育児ノイローゼの若いママ、上京し借金の取り立てをしている男性、男女の友情の違い、売れない漫画、認知症、学歴コンプレックス、記憶喪失のテニスプレイヤー、オネエと銀行強盗など、子育て漫画では収まりきらない内容です。
それでも一話一話が丁寧に描かれていて、読み応えがあります。
赤ちゃんと僕【好きなストーリー】
13巻のパパの春美ちゃんとママの出会いの話が好きで、よく読み返します。
拓也が出来て、いわゆるデキ婚なのですが、幸せの形はそれぞれだなと。
藤井くんの家族の話も毎回面白くて、大家族で育ったので共感することが沢山ありました。
兄弟のいる方は楽しめると思います。
赤ちゃんと僕【こんな方にオススメ】
子育て中の方は、拓也の悩みに共感すると思いますし、学ぶ所も沢山あると思います。
古い漫画なので、今考えると子育てを子供に任せすぎな部分もあるのですが、時代は変わっても、大切なことは変わらないし、家族ものの話が好きな方や、絵より中身重視の方にもオススメの漫画です。
赤ちゃんと僕【ずっと読み続けたい】
小さい頃から愛読して、子供目線でだったのがいつの間にか大人の目線で読んでいて、自分の成長によって、より深く登場人物に共感出来るようになりました。
私にとって赤ちゃんと僕は、ちびまる子ちゃんやサザエさんのように、どこか懐かしくて、暖かい気持ちになる、ずっと手元に置いておきたい作品です。
子供から大人まで皆さんに読んで欲しい漫画です。