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G戦場ヘブンズドア【熱く生きたくなる、エネルギー溢れ出る青春ストーリー!】
全3巻の中に爆発せんばかりの感情と想いが詰まってます!
2人の少年が漫画という一つのカテゴリーを介して、キラキラと美しい友情、ドロドロとした嫉妬心、時には深い怨念を交え、漫画家という戦場を、漫画家の武器であるGペンを振るい駆けて行く作品。
G戦場ヘブンズドア【怠惰な生活を変えてくれた】
僕がこの作品と出会ったころは大学3回生、世の中に慣れた積りになっており、ダラダラと毎日を過ごしている頃でした。
多くの時間をどう潰して行くかばかりを考え、友人と飲み歩き、惰眠を貪り、漫画を読みふけっているような生活でした。
それを見兼ねた友人の1人が読んで見ろとかしてくれたのがこの「G戦場ヘブンズドア」でした。
当時の僕としては知らない作者、知らない雑誌、かつ、癖のある絵柄で、あまり進んで読める物ではありませんでした。
ところが読み終えた頃には、その「熱さ」にすっかり打たれてしまいました!
登場人物一人一人の丁寧な個性と、全3巻という短いストーリーの間にギッシリ詰まった感情で、涙が止まりませんでした。
すぐさま今「何もしていない自分」を恥じ、変えるべく、自分の目標としていたものを据え直し、活動を始めました。
大学入学当初打ち込んでいたバーテンダーの仕事を見つめ直し、一から勉強し直し、積極的にセミナーに参加したり、技術を磨き、資格取得を目指しました。
作品中の主人公たちは学生であり、それでも「漫画」という戦場において血肉を削りながら、戦っている様、それがかけらも美しく見えなく、ボロボロ。
とてもじゃないけれども、憧れることの出来る様には描かれておりませんでした。
それでも戦ってることへ本能が刺激されてしまいました。
学生の身分に甘えダラダラと何もしない人間が大多数ですし、批判されることではないと想います。
ただ、このG戦場ヘブンズドアをよんだ後はジッとしていられなくなります!
G戦場ヘブンズドア【感情の描き方がとにかく、上手い】
人間の感情なんて喜怒哀楽、そんな簡単なものでもなく、僕自身は今自分がどういう感情にいるのかすらわかりません。
G戦場ヘブンズドアの作者、日本橋ヨヲコさんの描くキャラクターからは、絵を通して、演出を通して、そんな微妙な感情がジワリジワリと伝わってきます。
その感情に対する「理解」は僕には出来ませんでしたが、「共感」出来たと思います。
そうして、キャラクターに共感して行くウチに、どうしょうもない熱さやエリルギーを心臓に植え付けられてしまいました。
G戦場ヘブンズドア【今でも僕のバイブルです】
はじめて読みはじめてからもう10年近く経ちました、今でも僕の中の大事な部分を形成してくれてます。
実家を出て東京で働くことになったときにも東京用に買い直し、今では実家用と布教用で3冊づつを所有しております。
学生時代に打ち込んだバーテンダーとしての情熱は現在の仕事にも受け継いでいます。
今でも、モチベーションが下がった時には必ず見返して、再び心に燃料投下を繰り返しております。
10年経っても、今でも僕のバイブルです!