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目次

パニック障害とは

パニック障害は、特別な理由もなく、激しい動悸や震え、息苦しさなどの体の異常、強い不安や恐怖心が突然襲ってくる病気です。

この発作は「パニック発作」といわれ何度も繰り返されます。

繰り返される恐怖がさらにパニック発作を引き起こします。

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パニック発作は、10分~1時間ぐらいでおさまってしまうために、たとえ病院で診察を受けたとしても何の異常もみられないために、「精神的なもの」として軽視されてしまい、症状は深刻化していきます。

パニック障害の特徴

パニック障害は検査をしても血液や心電図などに異常があらわれません。

なんの理由もなく発作を繰り返すのがパニック障害の特徴です。

パニック障害の症状

パニック障害は、動悸や呼吸困難、めまい、発汗などが体の異常としてあらわれます。

動悸やめまいなどは、強いストレスを受けた時などにも起こりやすい症状ですが、パニック発作の場合は、体の異常に加えて強い恐怖心や不安感を伴います。

発作自体はほとんどが10~30分程度(人によっては1時間)ほどでおさまりますが、何度も発作が起こるために、発作そのものに対する不安感に襲われます。

この発作への恐怖によって逃げ場のない場所、極度に狭い場所、大勢の人ごみなどを避けるようになり、社会生活に支障をきたすようになります。

パニック発作の症状は人によってさまざまです。

症状がひとつ出るわけではなく、いくつもの症状が同時に起こりやすいのです。

パニック障害の原因

パニック障害の原因は完全に解明されてはいないのが現状です。

神経伝達物質であるノルアドレナリンの過剰分泌、セロトニンの分泌不足などが関連しているともいわれます。

ストレスやトラウマなどの心因性と、脳内の神経機構の異常で起こる身体因性のものが原因だと考えられているようです。

パニック障害の診断法

パニック障害の診断は問診で行います。

13のチェック項目で4つ以上当てはまる場合、パニック障害の可能性があるとされています。

私はこうしてパニック障害を克服した!

作家の宮本輝さんはパニック障害を患い、見事に克服されています。

宮本さんの克服法をご紹介します。

宮本さん曰く、

「パニック障害の克服の第一歩は専門医の診察を受けること」

だそうです。

精神科でも神経科でも心療内科でも、とにかく病院へ行くことが第一歩。

パニック障害にかかる人は、どうしても専門医での診察を嫌がるそうです。

しかし、病院へ行かないということがそもそも「病気」だといいます。

宮本さんは、パニック障害は根性や気合、精神力で治る病気ではないと言います。

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宮本さんがすすめるパニック障害克服法

・今すぐに専門医の診察を受けること

・医師の処方どおりに薬を服用すること

・勝手に薬を止めないこと

宮本さんの主治医は宮本さんに

「パニック発作で死んだ人はいないし、気が狂った人もいない」

と言われたそうです。

パニック障害を克服するには、まず病院へ行くことなのですね。

パニック障害の治療

パニック障害は薬物、心理療法で治療されます。

2つの方法を組み合わせることでよりよい効果が得られるといいます。

治療には長い年月が必要となります。

家族や周囲が病気を正しく理解することも必要です。

薬を使わず、パニック障害を克服していくには、こちらを参考にされるといいです。

ひとりの力でなんとかしようとせずに、優秀な先生のサポートを受けることが大切です。

芸能人に多いパニック障害

芸能人にはパニック障害を経験している方が意外と多いです。

タレントの高木美保さんや大場久美子さん、女優の田中美里さん、(故)マイケルジャクソン、二コールキッドマン、ナオミ・キャンベルもパニック障害の経験者だといわれています。

パニック障害は、誰もがかかり得る疾患でありますが、正しい処置を受ければ克服することが出来るのです。